私は当初、粛々と裁判に出廷し、終了後にその報告をこのブログで行う程度のことを考えていました。それを最高裁の判決が終わるまでの5年間、淡々と続けようかと。応援隊はあくまでカンパを集めるためのものだと。

 

 だけど、私の友人たちは、次々にアイデアを出してくれました。力も貸してくれると言ってくれました。

 

 例えば、福島の生業(なりわい)裁判のような取り組みはどうかと。4000人近い原告を抱えた生業訴訟では、地裁段階で法廷の期日ごとに何百人もの傍聴者が押しかけてきて裁判所の前まで行進するのですが、傍聴者の数には限りがあって、大半はなかに入れないんです。それで私は原告団・弁護団から依頼され、著者つながりでいろんな人をお呼びして、裁判が開かれている時間帯は近くの別会場で講演会を開いてきました。あまちゃんの音楽を担当した大友良英さんとか白井聡さん、浜矩子さん、内田樹さんその他です。原告のみなさんは喜ぶし、私はそれを本にできるという一石二鳥でした。

 

 それを私の裁判でもやってみてはどうかというアイデアでした。私の場合、法廷に入りきれないほどの原告が集まって裁判所のまわりを埋め尽くすことは想定できませんが、その度に集まって学習し、交流することは意味がありそうです。

 

 そこで、裁判は午後に開かれるので、午前10時半から12時まで学習交流会を開き、終了後、昼食をとって希望する人は傍聴へ、という流れをつくってはどうかと思いました。東京地裁から徒歩数分のところに、いつも私が記者会見で使っている日比谷図書文化館の会議室があって、リーズナブルな料金で借りることができるので好都合です。

 

 第1回目は、ただ訴状を出すだけの日です。だから、地裁内にある司法記者クラブで午後1時から会見を開いた上で(これは一般の人は入れない)、午後3時から弁護団長と私が対談し、裁判の意義を明らかにしたいと考えています。詳しいことは近く公表します。

 

 では、どんな人に集まってもらうのか。

 

 やはり、私の除名撤回裁判を支援するという、ただその一点で気持を同じくする人でしょう。私の安保自衛隊問題に対する考え方の違いを超えて、あるいは党員がどうかも含め共産党に対するスタンスがどうあれ、裁判を支援したいという気持のある人です。

 

 そういう人が裁判の度ごとに集まり、いろんな人のお話を伺った上で、いろいろ交流する。具体的なことはまだ考えていませんし、応援隊のあり方や活動方向は集まった人がアイデアを出してつくられていくことになるのでしょうが、そんな感じです。

 

 そうか、カンパをもらうだけでなく、そういう実態をもったものになるのか。それなら「応援隊」ブログも必要になってきます。イベントのお知らせするとか、参加を受け付けるとか、それだけのためにも不可欠だし、もしかしたらそこで議論することもできるかもしれません。さすがに私がこの個人ブログと2つとも管理できないと思っていたら、自分がやるといって手を挙げてくれる人がでてきました。ということで、メルマガ同様、これも3月1日スタートめざして準備されています。

 

 そんな活動をするなら「隊員章」みたいなものも必要だなと考え、専用の名刺をつくって隊員章代わりにすることにしました。応援隊に参加してくれて希望する人には10枚くらいお送りし、まわりの人にもひろげてもらうというイメージです。画像はそのオモテに使うイラストですが、23年前、私が参議院比例区の候補者になったとき若い民青同盟員に描いてもらったもので、年齢詐称ですけれどご容赦ください。(続)