党大会の再審査に呼ばれるのを、ただただ待っているのでは仕事にならない。もちろんのことだが、東京に出向いて仕事もしている。というか、そっちに費やす時間のほうが圧倒的に長い。

 

 13日の土曜日は、すでにお知らせしているけれど、『九条論に依存しない九条論』の刊行へ、柳澤協二、中野晃一、伊藤真の3氏の最後の鼎談を実施した。神保町に日本書籍出版協会があり、そこが運営する出版クラブの会議室をお借りした。

 

 昨日は、熱海で党大会前のライブ配信をやったあと、東京に戻って特別の仕事。私もいつまでも常勤で仕事する年ではないので、新しい人材の発掘というか、説得である。これは時間がかかってもやらなければならない。

 

 そして本日が、このタイトルに書いている仕事だ。一昨年から高校の教科として「歴史総合」が開始されたが、これは日本史と世界史を統合して学び、覚える歴史から考える歴史への転換をめざしたものだ。

 

 それに応えて、6人の歴史学者に集まってもらい、7年間の議論を積み重ね、昨年春までに、「わたしたちの歴史総合」全6巻を出版した。「歴史総合」自体は高校の教科だが、その基本的な考え方は中学生、小学生のといから身につけるべきではないかと考え、それにチャレンジしたいと考えている。

 

 ということで、そのご相談である。退職するまでに、いろんなことに挑戦しなければ。