本日で最後。いまの気持ちを書きたい。


 これまでことあるごとに「共産党を愛している」と書いてきた。もうこの歳になって、共産党の側が「出て行け」と言っているのに、苦労をすることがわかっていて、除名の再審査を求めているかといえば、半世紀を過ごした党への愛着があって、なんとか立ち直ることができるだろうと思うからだ。


 しかし、「赤旗」では、「党破壊者」とか「撹乱者」とか、分派以上の言葉で批判される。党員の友人が私に会うことについても、「除名された人と会っても、すでに一市民なのだから、分派を形成することにならないだろう」と党機関に言っても、「いや、党破壊者と会うのは党員の資格に関わる」と批判される。


 正直に言って、もう「愛している」という感情を持つことはできない。共産党の側は喜ぶかもしれないけれど。

だけど、それでも再審査を求める気持ちは変わらない。除名を撤回させたい。


 その感情をどう言い表すのが適切か、よく分からない。あえて言うと、「自分が愛した党が、どこまでも落ち込んでいくのは見たくない」だろうか。あるいは、「社会の変革にとって有害な党になるのを防がないといけない」だろうか。


共産党のありようは、日本社会に良い影響を与えることもあれば、その在り方次第では否定的な影響を及ぼすこともある。そこに自分は前向きな影響をもたらしたいと思う。再審査請求の行方についても、その後のことについても、ぜひ見守ってください。