この二か月ほどの間、自分のエネルギーの大半は再審査請求書を書くことに費やされ(その途中、9中総の小池晃結語と「赤旗」政治部長の中祖氏発言への反論に手を取られた時期もあったが。というか、これはまだ終わっていない)、かなり疲れていた。だから、この3連休は休もうと思っていたのだが、本日の「赤旗」を例によって真面目に読んでいたら、そうもいかなくなった。

 

 そう昨日開かれた都道府県委員長会議での小池氏の報告である。先日、わざわざ面会に行った内田樹氏にたしなめられたばかりだから、少しはおとなしくなるのかと思ったら、ぜんぜん違った。こんな報告をしていた。

 

 「名指しして反共攻撃を受けている福岡県党の9中総後もさらに努力を重ねている活動を紹介し、「党勢拡大こそ反共攻撃に対する最大の回答」を全党の合言葉にしていこうとのべました。」

 

 「名指し」って言うけれど、まず福岡県党自身が、県内に配っている文書で私を(鈴木元氏も)名指しして批判したのですよ。「赤旗」だって、この何か月もの間、私を名指しして批判はしていません。それなのに、福岡県党は、そんなことにはお構いなしでした。私はそれに対して、若干の釈明をしただけです。

 

 小池さん、これが「反共攻撃」なのですか? 「赤旗」やどこかの県党文書に名指しされても、私がとるべき態度はただただおとなしく黙っているだけで、釈明したら「反共攻撃」していることになるのですか。反撃する権利があるのは共産党だけって、いつからそんな万能な政党になったのでしょう。

 

 それに「反共攻撃」があるというなら、中身で反撃すればいいではないですか。私が釈明したのは、いま全党が「130%の党づくり」で頑張っていて、それを成し遂げる方針の要に志位氏の記念講演の読了が置かれているはずなのに、福岡県党の文書では記念講演読了が方針としてまったく掲げられていないことの指摘でした。だから、私の釈明に対して反撃したいなら、福岡県党がそれを方針として位置づけていないことは正しいのだと明らかにすること、間違っていると批判することか、どちらかだったでしょう。

 

 そういう中身の反撃をしないで、「党勢拡大こそ反共攻撃に対する最大の回答」って言っても、何を言われているのか分からないでしょう。そもそも「反共攻撃」の内容が語られていないのですから。

 

 別に私だけのことではありません。「反共攻撃」「反共攻撃」と強調するけれど、私もいくつものメディアなどの文書には目を通しているつもりですが、このしばらくの間、実際に「反共攻撃」が載っている報道などは見たことがありません。この春の除名問題のやりとりを通じて、メディアにとっての共産党というのは、「反共攻撃」どころか論評の対象ではすらなくなり、もはや何の関心ももたれない存在になっています。

 

 共産党が心配しなければならないのは、まさにそこなのです。そこが分からないから、11月がもう3日目になるというのに、「党勢拡大こそ反共攻撃に対する最大の回答」とするその党勢拡大の10月の結果すら紙面に出せない。

 

 それにしても、私の「反共攻撃」で奮起した福岡県党が前進しているというなら、私の「反共攻撃」の対象の都道府県を増やしましょうか。いまの共産党には、それだけが前進に転じエネルギーになるのかもしれないので。

 

 疲れが溜まっているのか、ちょっと荒れた文書になりました。ご容赦ください。明日の午後7時より、YouTubeチャンネルで、登録者1000名突破を記念して、また再審査請求書の提出を終わって、ライブトークを催します。どうぞご参加下さい。