先日久しぶりに出社したら、愛読している京都民報が机の上に置いてあった。これって京都の共産党が発行している週刊のタブロイド紙である。除名された記事が掲載されていた当時は、さすがに目を通す気持にもなれなかったが、ようやく全体を読む余裕も出てきた感じだ。

 

 ということで、いつもは見ない最終ページ(10ページ)に目をやったら、大きく太い活字で「マツタケ」とあるではないか。またキャンペーンが開始されたのかとうんざりしたのだが、よく見たら「マツタケゴハン」だった。2回前の号のクロスワードパズルの解答だったのだ。

 

 

 ああ良かったとは思ったが、今度は逆に、京都民報のことが心配になってくる。こんな解答になる問題をつくった人は怒られなかったのかなとか、読者はこれを解きながら複雑な気持ちになったのではないかなとか(238人が応募して全員が正解だったそうだ)。

 

 まあ、この程度の遊び心が許されるまでにはなったのかな。そう思っておこう。

 

 さて、開店休業状態になっている「自衛隊を活かす会」だが、明日、久しぶりに大きな仕事をすることになった。本づくりである。

 

 2年前、ウクライナ戦争が開始された局面で、集英社新書から『非戦の安全保障論』を刊行した。評判がよくで増刷にもなったが、その続編をつくる。自衛隊を活かす会の編で、著者は前回と同じく会の3人のメンバー(柳澤協二、伊勢﨑賢治、加藤朗)と元防衛研究所戦史部長の林吉永氏である。4人で座談会をやってもらい、私はそのあちこち行き来する話を、読者が読めるように構成する役割を担う。

 

 タイトルは、おそらく『ウクライナ戦争の終わらせ方』になるかな。来年2月24日で開戦3年目を迎えることになるが、その1週間ほど前に刊行される予定。その日にあわせて何かイベントも計画するつもりである。乞うご期待。