いやホントに、いろんなご意見を頂いております。実際に提出するのは、次の中央委員会総会(9中総)で党大会が招集されて以降、10中総で大会決議案が公表されて代議員選出が開始されるまでの間のどこか、ということになります。まだまだ時間はありますので、是非、ご意見をお寄せください。

 

 除名の手続上の問題では、いくつかの改善提案を頂きました。どれも肯定的に受け止めております。

 

 一昨日から綱領の問題に入っていますが、さすがに大きな問題なので、ご意見も多様です。内容面でも形式面でも。

 

 形式面では「長い」ということですね。実際、四万字を予定していましたが、規約を扱う三までで四万字を軽く超えそうで、党の改革論を提示する四を入れると六万字にまでなりそうです。

 

 さすがに長い。党大会で配布されたとしても、忙しい代議員が会期中に読めるのかという問題があります。

 

 ということで、これはこれとして、要約版をつくってはどうかというご提案もありました。少し心が動いておりますが、苦労してつくったとしても、実際に配布されるのかは保障の限りではありません。

 

 それに、「長いから配布しなかった」という結果になったら、それはそれで意味があるんです。代議員に私の訴えを見せないで判断を求めたということですから、規約が厳正に運用されているのかという問題が起こり、その後の闘いにつながってくるからです。よく考えますね。

 

 内容面では、志位氏の名前を出しての批判になっているに関連し、「私怨」「私情」を感じさせることになって、ちゃんと伝わらないというご指摘もありました。私が志位氏に自己批判を求められ退職した17年は失意の日々を過ごしたので、当時なら多少は「私怨」のようなものはあったと思います。今回の問題が起きた際、いくつかのメディアからも「志位さんと松竹さんの間には何があったのですか、よほどのことがあったのでない限り、志位さんのあの変貌は説明できません」と言われました。

 

 しかし、この間書いてきたこと以上のことはありません。しかもその後、退職のきっかけとなった自衛隊や安全保障の問題で、私は編集者として、著者として、「自衛隊を活かす会」の事務局長として満足できる仕事ができたので、正直に言って「私怨」のようなものはかけらも残っていないのです。十数年も「私怨」に包まれていたら、きっと人格崩壊したでしょうし。

 

 だから、21年総選挙で党が敗退するまでは、余生の最後をどう過ごそうかとばかり考えていました。もう理論政策的なことには関心を失うだろうから、最後は恋愛小説でも書こうかなとか、日本にある世界自然遺産の旅はあと一箇所を残すところだから頑張ろうとか、海外ではヨーロッパ二か月の旅とかオーストラリア鉄道縦断とかやってみようとか。

 

 でも、共産党の選挙での敗退、党勢の後退に直面し、しかもそれが私が退職した原因と直接にかかわるものだったので、「最後のご奉公」だと思って決意した。そんな感じなんです。

 

 そして、この問題を論じようと思えば、志位氏以外に自衛隊と安保条約で踏み込んだ発言をした人がいないので、材料として志位氏の言葉を持ってくるしかないのです。志位氏の言葉を引用しただけの論文(ではなく解説文ですね)を書いた人はいましたが、孫引きの引用文は議論の対象になりません。

 

 いま思いついたことですが、「私怨」ではなく「楽しい思い出」として昇華されていて、笑っているような気持で書いているので、よけいに当事者には気に障るのかもしれませんね。安保自衛隊問題でうまくいかず、いまだ苦しんでいるわけですから。

 

 実際に代議員に読んでもらう時のことを考えれば、「党首が傷つけられている」と感じたら私には不利になるので、表現には十分に気をつけたいと思います。ご意見をありがとうございます。