予告していましたが、明日の午後1時から、「安全保障を原論から考える」をYouTubeでライブ中継します。まずここからチャンネル登録していただいた上で、ここからご視聴下さい。
レジメは以下の通りです。画像をダウンロードしてくださっても構いません。主催者が映らないようにするため、冒頭の主催者あいさつは中継しませんので、実際には1時3分くらいからになるかもしれません。質疑応答も中継しませんので、2時半には終わると思います。では、よろしくお願いします。
安全保障を原論から考える
2023年9月5日 松竹伸幸
はじめに──ウクライナ戦争が変えた局面
一、安全保障を戦争と同盟の世界史のなかで捉える
1、紀元前から存在した戦争と同盟──ギリシャと中国
2、第二次大戦前の外国軍隊駐留
3、国連憲章とその後の戦争と同盟
・国連憲章の平和の理念
・冷戦が生んだ理念の屈折と矛盾
・国益同盟から価値観同盟へ
・軍事同盟のNATO型と日米型
・抑止力概念の誕生と平時駐留型への転換
二、第二次世界大戦後の戦争の変貌──2010年国連報告から
1、戦争は減少し、形態が変化している
・国家間戦争は6・5件(20世紀後半)か0・78件(21世紀)へ、内戦は増加
2、国家間戦争減少要因として指摘される国連憲章の制定をめぐって
・50年代から80年代までは増加したが90年代以降逆転した理由としての国際世論
3、冷戦の崩壊が世界の安全保障概念を変えた
4、逆流を生みだしたイラク戦争、ウクライナ戦争
三、ウクライナ戦争からどんな教訓を導くのか
1、外交努力も防衛努力も双方が必要ではないか
2、核抑止力には通常兵器と区別して対応する
3、専守防衛と敵基地攻撃論をめぐって
おわりに──日本の安全保障の未来を占う
以上