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 さて、現役の「赤旗」記者から、私のもとに自分の改革提案が寄せられるようになってきた。指導部が何も言わないので議論できないのだろうけれど、みんな、何とかしたいのだねえ。少しでも貢献できれば幸である。

 

 昨日述べたような内容の記事が、ネット版で埋め尽くされていれば、かなり魅力的なものになると思う。問題は、党員向けの記事の扱いで、現在の紙面で半分近くを占めるようになっている分野だ。そこを現役の「赤旗」記者も困っている。

 

 しかしこれは、ネット版になれば、トップページのどこかに「党員向けページ」という入り口を置いておき、党員はそこから入るようにすればいいだけだ。そうするならば、必要なものは全部ぶち込むような非常識なことをしても、一般読者にとって邪魔にならないので、党の宣伝臭がぷんぷん漂う現在の日刊紙より魅力的になり、読者も増える可能性が高まる。

 

 そして、「党員の必読文献」ページをつくって、新しいものから並べるようにすればいい。幹部は好きなだけ書きまくって載せればいいのではないか。ただ、全国紙のネット版の記者をした経験のある人に聞くと、だいたい2000字を越えた時点でスクロールが止まる場合が多いそうなので、たとえ説得力があっても長いものは読まれないことは覚悟しなければならない。

 

 「国会議員のページ」があってもいいし、全国的な意味のある「党活動の経験のページ」も必要だろう。「地方党組織のページ」もつくり、都道府県ごと地区ごとに分類する。ただ、それらの記事は、国会議員だったら秘書が、地方の経験の記事なら地方党組織が書いて、アクセス権限を与えて記事をアップできるようにするのが望ましい。要するに、記者は調査報道に徹する体制をつくりあげるということである。

 

 私が党首になったら、このネット版では、「党員討論欄」をつくる。党名はこのままでいいのかとか、党首公選はどうすべきかとか、テーマを定めて議論する欄である。どんな基準で載せていくのかは要検討だが、字数の制限は設けない。ただし、先ほど書いたように、2000字を越えるとそもそも逆効果なので、投稿する人にはそのことも知らせておくという程度だろう。どうしても長いものを書きたい人は、読まれない覚悟で投稿すればいい。

 

 まだ見いだせていないが、紙の日曜版をもっていることの強みをどう発揮するのかという点でも、真剣な探求が必要である。例えば、日刊紙がこうやって調査報道に特化するようになると、党員は難しくて党員向けの記事も多い日刊紙、一般の人は日曜版という区別は無意味化してくる。ネット版は一般読者にとっても魅力的なものになるのだ。だから、日曜版読者をネット版に誘導していくような工夫が必要となる。日曜版の1面分は、「この一週間でネット版が行った調査報道の核心」みたいなものにすればいいのではないか。(続)