「松竹パンフ」の全容が明らかになりました。64頁で税込270円だそうです。私がこれに反論する本は、ページ数も値段も3倍くらいになるかな。いや、それよりも少し、ページ数も抑えて、値段も安くしなければ。安くしたら、また「党員が買いやすくして同調者を募るためのかく乱活動だ」と言われるかもしれませんけれど。

 

 それよりも、「おやっ」と思わせたのは、この間の「赤旗」に載った論文をすべて所収するのかと思っていたら、載っていないものもあることです。代表的な2つが載っていません。何かというと、

 

「「朝日」コラムにあらわれた“反共主義という呪縛”」(谷本諭政策委員会副責任者、2/17)

「松竹氏 党かく乱者であることを告白」(H、2/19)

 

 この2つは、他の論文と違って、私がこのブログで公式に批判したものなんです。あまりの水準に、忙しいけれどいても立ってもいられなくなって反論したんですけど、それはそれで寂しいですね。ただ、自分の本では残りの論文をまとめて取り上げようとしていたので、ちょうどいいかもしれません。

 

 それにしても、なぜ載せなかったのでしょう。後者について希望的な観測を述べさせてもらうと、これって私が自分の除名処分の再審査を党大会に求めていることについて、「かく乱」だと批判したものなんです。でも、除名された人が再審査を求める権利があることは、党の規約で明示されているのです。だから、私を批判することは、党の規約を批判することに等しい。さすがにそこに気づいたのではないでしょうか。規約を守っているのが私で、規約を罵倒しているのが党中央、ということになったら笑い話ですものね。

 

 いやいや、所収されている土井洋彦さんの「党攻撃とかく乱の宣言」でも、似たようなことが書かれていましたから、ただ重複を避けただけかも。まあ、この論文がその点を修正しているのか、そのままなのか、これも注目点です。発売日(18日)が楽しみです。