昨日の書評欄でした(画像)。昨年の『核の大分岐』に続き、太田昌克さんに書いていただいた本です。

 

 ノンフィクション・ライターの堀川恵子さんが評者でして、非常に的確で鋭い書評だったからでしょう、書店からの注文が相次ぎ、Amazonではあっというまに災害部門のベストセラー1位に入っております。そのため、Amazonへの出荷が間に合わず、在庫切れで高い商品しか入手できない状態ですが、弊社のサイトでAmazonと同じ条件で購入できますので、すぐに入手したい方にはご迷惑をおかけしますが、そちらをご利用ください。

 

 堀川さんって、ウィキで調べたら、講談社ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞のすべてを異なる作品で受賞した唯一の現役の作家さんなんですって、さすがの書評ですね。

 

 以下、私が考えてつけた本のコピーです。いかがでしょうか。

 

「日本政府の覚悟に不安を抱いたアメリカ、自衛隊や下請けに任せようとした東京電力、戸惑いながら判断を下すしかない官邸——10年過ぎたから語れる原発事故対応の深層。共同通信社の大型連載(21.3~21.12)の書籍化」

 

 太田さんは共同通信社に属するジャーナリストで、日米関係特に核問題に詳しく、私はおそらく全ての本を読んでいます。いつか弊社で本を書いてもらいたいと思っていたのですが、前作に続き二作目となりました。

 

 それとは別に、共著で『米朝首脳会談後の世界——北朝鮮の核・ミサイル問題にどう臨むか』があります。この本の元になった「自衛隊を活かす会』のシンポジウムで初めてお会いしたのですが、著作から感じていた知性に加え、被爆者の現状に涙する豊かな感性を持っておられることを知り、お付き合いが続いています。