昨夜、長い出張から帰ってきた。大館→青森空港→伊丹空港という経路だ。

 

 大館は地理的にも青森に近いし、言葉なんかも似ているという。そこでいつもJRで弘前に出て、そこから空港バスに乗るのである。

 

 だから、この9か月で4回目の弘前だが、最初の頃は食堂を探すのに難儀した。コロナ禍の広がりで、駅周辺の店が軒並み閉鎖されていたんだよね。そこは今回、大きく変わっていたようだ。同じ東北でも秋田や青森は、宮城や山形と様相が違うようだし。

 

 そして、青森空港から羽田に降り立ったのだが、その着陸直前、窓から見える様子が違うのだ。これまでだったら、房総半島の上を降下してきて、東京湾に入る。海ほたるなどが見えて、「いつも同じだなあ」と思うのだ。

 

 ところが今回、いつまで経っても東京湾が見えてこない。そして突然、目の下にあらわれたのが東京タワーだった。

 

 羽田空港への進入経路が変わることは、新聞記事などで知っていた。住宅地上空を低空で入ってくるということで、反対運動が起きていることも知識としては頭に入っていた。

 

 それを空の上で実体験することになって、何というか、住んでいる人たちの不安はすごいだろうなと思った次第である。東京タワーのてっぺんに人がいたら、目が合うかもしれないと思ったほどだ。低空飛行訓練する米軍機のパイロットと目が合ったという話は何回か聞いたことがあったけど、その記憶が甦ってくるようだった。

 

 まあ、でも、飛行時間は短くなっているよね。それが狙いなのかもしれないけれど。

 

 最後は伊丹空港へ。上空で飛行機が混み合っているということで、「そうか、緊急事態宣言が解除されるって、こういうことなのだ」と、これも実感。

 

 伊丹空港って、最近、ショップとかが充実しているようだ。一日遊べるってうわさになっているし。実際、モノレールに乗るために歩いた範囲だが、新しいお店が一杯だった。ちょっと落ち着いたら遊びにいかないとね。

 

 さあ、明日から本格的に仕事だ。がんばらなくちゃ、