「異論の共存」戦略
分断を乗り越えようと、あがいてきた
まえがき
第一章 九条と自衛隊が共存する時代—改憲論議は終わった
1、安倍「加憲」案が頓挫したことの意味
2、専守防衛と九条が響きあう理由と背景
3、自衛隊の海外派遣も九条と合致する場合がある
4、改憲派が九条を、護憲派が自衛隊を肯定する条件
第二章 左右が一致する防衛問題の政策と法律をつくる
1、「自衛隊を活かす会」の結成とその問題意識
2、核兵器抜きの抑止あるいは非核四原則の提唱
3、 国際刑事法典をつくらなければならない
第三章 歴史認識でも左右の対話と合意が不可欠な理由
1、慰安婦問題での左右の対話の経験と教訓
2、「日本会議」も対話の相手になるのではないか
3、大館市が保革ともに中国人犠牲者を慰霊する理由
終 章 立場の違う人びとが対話するということ
1、分断の存在はどんな分野であっても放置できない
2、心が通じ合う部分があってこそ批判が意味を持つ
補 章 産経新聞デジタルiRONNAへの投稿から
1、 百田尚樹『日本国紀』を読む
2、 共産主義国に生まれたら、「コミューン革命」をめざしていた
3、 北朝鮮の核・ミサイル問題を解決する「最適解」は何か
・北朝鮮有事の「最悪シナリオ」に日本が取るべき選択肢は一つしかない
あとがき