東京出張の最大の目的だった事務所の引っ越しも無事に済み、残ったもろもろは産廃業者に出して、ようやく終わった感じ。本日は、いま話題の「地政学」に関する本を出すため、著者とお会いしました。

 

 この地政学の本、ちょっと評判になるかもしれません。先日、9条の会がかかわるイベントの終了後、地政学の話題になったのですが、この言葉自体があまり知られていませんでした。けれど、ちょっとアマゾンを検索してもらえば分かりますが、昨年あたりからかなり新刊本が出ているのです。その中には、コンビニでも扱われて、すでに何万部も売れた本も含まれています。ある種の地政学ブームみたいな現象と言えばいいでしょうか。

 

 私が手がける地政学の本は、まず元自衛官が筆者ということで、何よりも実践経験をふまえたところに特徴があります。類書が存在していない。

 

 かつ、その著者は退官後、防衛研究所の戦史部長を務めた経歴もあります。実践経験を学問的に昇華させたと言ったらいいでしょうか。

 

 そして、何よりも内容上、歴史に残るものです。すぐに評価の変わる最近の事象に特化するのではなく、文字に残る最初の戦争であるペルシャ戦争から始まって対テロ戦争に至るまで、これほど本格的な地政学研究は日本にはかつて存在しなかったと思います。本日の打合せでは、白村江の戦いの意味をたっぷり聞かせていただきました。

 

 ホントだったら全25巻にしたい内容なのですが、さすがにそれは無理。全3巻に止めたいと思います。

 

 その打合せが終わり、、個人的な用件を片付けたりして、現在、京都に帰る新幹線の中です。少しずつ長い出張がつらくなってきたかなあ。といいながら、今週末も、東京と秋田に出張です。懲りないですね。