昨夜は久しぶりに「自衛隊を活かす会」の会議でした。いつもの神保町の中華料理屋です。

 

 代表の柳澤協二さん、もう明日で74歳になられるということで、そろそろ終わりかなと言いつつ、もう少しがんばるということなので、意味のあることを残すためにも、引き続き活動を続けることになりました。ご期待ください。

 

 活動の一つの大きな柱は、この記事のタイトルにしたような感じのことです。市民向けのものです。

 

 この数年間の活動を通じて、会のメンバーが感じていることの一つが、これと反対のことが現実だということです。戦争と自衛隊が他人事になっているのが、この日本だということです。

 

 一方の左翼にとっては、戦争と自衛隊というのは、自分が望んでいるものではないので、その存在を前提にして物事を考えることがない。戦争をしたい人が考える忌むべき対象という感じでしょうか。

 

 他方の右翼にとっても、戦争の結果として生まれる人の(自衛官も含めて)死は、抽象的なものです。というか、自分の痛みとして戦争や自衛隊を考えていないという点では、左翼と変わらないかもしれない。

 

 「戦争と自衛隊をわが事として捉える」ことがあれば、左右の議論も少しは生産的なものになるかもしれません。そういう角度で、できればこの秋から、いくつかイベントをやっていこうかということです。

 

 さらに、専門家向けには、その自衛官の命が危険にさらされたり、逆に自衛官が罪を問われるケースについてスタディを重ねていきます。1週間の合宿をしてみたいな話も出ましたが、どこまでやるかはこれからの検討課題。

 

 あとは、北東アジアの平和と安定をどう実現するか。来年になりますが、韓国の軍人さんなども交えて検討する機会をつくりたいと考えます。

 

 他に、日中関係をどうするかという大問題もあります。これは、以上の企画を進めながら、より慎重に具体化していきます。

 

 これからも「自衛隊を活かす会」をよろしくお願いします。