明日は安部さんが退陣を表明して一か月ですね。その日を目前に控え、印刷所に入れることができました。ホントは明日でいいんですけど、いまから東京出張なので、その前にということです。最終的な表紙をお見せします。取り上げてみようかと思っているメディアの方には、10月9日発送でお送りしますので、ご連絡ください。結果として取り上げられなくても、恨みませんので。

 

 

 唯一心配だったのが、10月25日総選挙のうわさがあったこと。その直前には書店に並ぶのですが、総選挙を経てしまうと、もう正真正銘の菅政権になってしまうというか、安倍政権論の賞味期限が短くなってしまうというか。そうならなかったので、新鮮味を長く保てると感じます。

 

 通常の弊社の本の初刷り部数より、かなり多めに印刷します。受け入れられるとうれしいな。

 

 最後まで残った「あとがき」は(あとがきだから当然ですが)、「菅政権に固有の「弱み」としての沖縄問題」と付けました。

 

 菅さんが自民党総裁に選ばれた日、沖縄は怨嗟の声に満ちていたのです。菅さんといえば、あの「粛々と」発言に象徴されるように、辺野古基地を問答無用で進める安倍政権の象徴のような人物ですからね。

 

 それをなぜ「弱み」というのか。それは本を見てもらうしかないのですが、この本では菅さんに、戦略問題でトランプさんと対話することを求めています。

 

 小泉さんはブッシュさんの前でにエルビス・プレスリーを歌いました。安部さんはゴルフ。そんなことで親しくなって盟友を誇るんですから、恥ずかしい。下に見られるだけだと思うんですけどね。

 

 そうではなくてアメリカがどんな対中軍事戦略を考えていて、辺野古がその戦略上正しい選択なのかを議論すべきだと思うのです。菅さんに戦略を自分のものとして語るだけの能力があればですけれど。

 

 もしそんなことはできないと菅さんがいうなら、野党が是非、それを語れるようになってほしいと思います。その日が来ることで、抑止戦略に対する理解のないまま引きずり下ろされた鳩山政権の負のイメージを払拭することができるでしょう。

 

 ということで、いまから東京に向かいます。水曜日までです。