はい、この本のことです。ただし、執筆過程でサブタイトルを変えることを思いつきました。「野党共闘の可能性を探る」にしたんですが、どうでしょうか(まだ画像は前のままですが)。

 

 安倍政権が退陣したこととその後の議論を見て、こんな本が必要だと思い至り、フリーの編集者と議論する中で、「それなら自分が書こう」と決意しました。そのときは、安倍政権論なんて、来年になったらぼやけるので、今年中に書いてしまおうと考えていたのです。それでも、常識外れのスケジュールです。

 

 そしたら、すでにブログに書きましたけれど、ある九条の会から「第三次安倍政権=菅政権の下での護憲平和運動」というタイトルで講演してほしいとお呼びがかかった。なので、講演日である11月15日までに完成をめざしたんです。

 

 そして書き始めたんですけれど、「書けそうだ」という感触が生まれるし、どうせなら早いほうがいいなと思った。そこで、10月中旬刊行の目標を立てました。

 

 自分で目標を立てるだけならいいんですが、本は書店で売ってもらわないとだめなので、告知のチラシをもう出したんですね。だから、10月中旬刊行は、もはや目標ではなく義務なんです。

 

 「書けそうだ」という感触が生まれたからといって、それと実際に書き上げられるかは別問題。しかも、時間が限られています。10月中旬刊行になった義務を達成するには、今月28日(月)の早朝には印刷所に突っ込まなければなりません。そう、あと1週間しかないんですね。

 

 これから残りを書き上げるために、金曜日まで毎日最低で5000字は書くことになります。それで土日に組版をして、月曜に印刷所へ。これではちゃんとした校正ができないことになっちゃうので、また池田香代子さんに無理をお願いし、同時並行でお願いしました。その校正を反映する作業は、火曜日(29日)、印刷所から出て来る白焼きという印刷前の状態のものに反映します。

 

 綱渡りとはこのことですね。でも、タイムリーというだけでなく、意味のあるものが出せそうです。書きながら思ったのですが、自民党政権を倒す野党共闘のあり方って、自民党一党支配が終焉した九〇年代半ばから問題になってきて、私もずっと問題意識を持ってきたのです。書き始めてみれば、20年以上考え、模索してきたテーマなんですね。

 

 それでブログの更新が引き続き滞るかもしれませんが、ご容赦ください。がんばります。