これはすごいですね。タブロイドではないんですよ。ブランケット判の一面全部を使った企画です。弊社から刊行された『憲法九条は世界遺産』もしっかりと紹介されています。

 

 「仏教タイムス」って、詳しく知らなかったけれど、ウィキで見ると「一宗一派にとらわれず、全仏教界の出来事を専門に扱う」新聞だそうです。発行部数2万部で、「仏教界3大紙とされる」とか。ありがたいことです。

 

 本の紹介もうれしいですが、大きな見出しになっていることが面白い。「議員時代、真夏の初盆参りは苦行だった」ことです。

 

 選挙区で亡くなった方の初盆には、必ずご自宅に伺い、お参りをしたお話です。15日は東京で行われる全国戦没者追悼式に参加するので、13日と14日になるのですが、それだけでは回りきれないので、11日と12日も回るそうです。

 

 「暑くて暑くて。今みたいに冷房なんかない時代でしたから、もの凄い苦行でした」。正直なお人柄があらわれていますね。

 

 「暑いさなかに、「ごめんください」と言って、お仏壇にお参りする。ご遺族としては「結構です」とは言えないでしょうけれど、ご迷惑では亡かったかなと思ったりもするんですよ」こうやって支持者を増やしていくんですね。

 

 すごいなと思うのは、議員をやめ、立候補しなくなったら、それで終わりではないことです。今でも毎年続けているとのこと。現職中よりは減って、20軒前後になっているそうですが。単なる選挙対策ではない。心の底からずっとつながろうとするんですね。

 

 保守の地盤の強さ、深さを感じます。こういうことを野党がやれるのかが問われていると思います。