本日、ブログ記事を書かないまま、あっという間に夕方になりました。何か書こうかなと思っても、何も浮かんできません。こんな日もあるんですよ。法則的なんですけれど。

 

 どういう場合に書けないかというと、1日中、ムスケルをしている時です。ムスケルって、分かりますか? もともと、筋肉を意味するドイツ語(Muskel )から来ているそうで、頭脳労働に対して使われていたのです。旧制高校で使われたそうですが、私の学生時代も使う人はいました。学生運動で、ガリを斬ったり、印刷をしたり、ただただ実務をする場合に使われていました。いまや完全な死語ですけれどね。

 

 編集の仕事でも、そういう場合があります。本日は、『官僚の矜持—「事務次官の乱」の行方』と『辺野古に替わる豊かな選択肢—「米軍基地問題に関する万国津梁会議」の提言を読む』の初校ゲラが返ってきているので、それを忠実に修正する作業に没頭していました。合計で7人分ですから、慎重にです。

 

 こういう仕事も好きです。何がいいかというと、確実に作業が進むからです。

 

 いろいろ考えをまとめることが必要な仕事の場合、どんなに考えても前に進まないことがあります。行ったり来たりして、結局、元に戻ることだってあります。

 

 だけど、ムスケルの場合、確実に前に進めるのです。だから、達成感があります。時としてこういう仕事をすると、ストレスがたまらず、次の日の活力になります。

 

 ということで、本日、まだ時間はありますけれど、もう仕事はしません。ジムに行けなくなった分、家でトレーニングしないとね。給付金の大半はトレーニング機械になっちゃいましたので。さあ、がんばらなくちゃ。