学校の休校は、それに伴う諸問題がちゃんと解決されるなら、意味のあることだと思う。この問題に個々人が自覚を持って当たらねばならないという意識を生み出すことも大事なことだ。

 

 ただ、この発表を聞いて最初に思ったのは、もっとも危惧されている高齢者の対策はどうなったのだろうということだ。昨夜、東京事務所の社員とも話していたのだが、どちらも(わたしも)母親が週に1~2回、閉ざされた空間に集まって介護の体操などをしている。家の前まで迎えに来るので便利なのだ。介護事業でそういう停止措置みたいなことをやると、一つひとつは小さいので、きめ細やかな対応が必要で、安倍さん向きではないと思うが、何を考えているのか考えていないのか、本日の記者会見に出られたら聞いてみたいと感じる。

 

 まあ、わたしの母親はそれどころでない問題もあって、先月、出張で上京している最中、足がふらついて倒れるような状態が続いたので、あわてて救急車を呼んだりもした。ずいぶんと気持が落ち込んでいるようで、かつ、そうやって足が弱って次第に動けなくなる事態が来ることも予想されたので、どこか旅行にでも連れて行こうとしたのだが、とても電車に乗れるような状態ではない。それにわたしは免許も持っていない。

 

 ということで、北海道に赴任中の息子に、本日と明日、休みを取ってもらって(というか夏休みをようやくとれるということなのだが)、レンタカーで旅行を計画したのだ。娘も同行できるので、温泉でも面倒を見てもらえるし。これもコロナウィルスの関係だが、かつてインバウンドであふれかえっていた観光地は、いまや閑古鳥が鳴いていて、無茶苦茶お安く泊まれるのである。

 

 と安心していたら、突如、昨夜、息子から電話。北海道が非常事態宣言をして、29日からの外出自粛を要請しているので、もしかしたら飛行機が動かなくなるかもしれない、その時はゴメンねということだった。

 

 いや、先ほどメールがあって、飛行機には乗れそうで、東京駅でレンタカーを借りるというので、ホッとしたところ。まあ、朝刊で、鈴木道知事も安倍首相に会うため「外出」すると書いてあったので、大丈夫だとは思っていたのだけれどね。

 

 コロナウイルス、他人事ではない。というか、身近にある問題で、いろんな情報を集めて、冷静に判断しなければならないね。それを思った昨日でした。