昨日の記事で、毎日新聞からも問い合わせがあったと書きましたが、昨日付で記事が掲載されていました(画像)。ネット版でも「古賀元幹事長「9条改正につながることはダメ」 自民改憲案に反対する新著」というタイトルで出ています。

https://mainichi.jp/articles/20190927/k00/00m/010/250000c

 

 自民党岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長(79)が著した「憲法九条は世界遺産」(かもがわ出版、四六判96ページ)が28日に発売される。憲法9条改正に反対するとともに、憲法に自衛隊を明記する自民党案について「書く必要がない。少しでも9条改正につながるようなことは針の穴程度でもやってはダメだ」と警鐘を鳴らしている。

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 安倍晋三首相は臨時国会で改憲議論を加速させたい考えで、党内外に一石を投じる一冊となりそうだ。

 同書は古賀氏が昨夏、神戸市で行った同名の講演の内容を基に加筆、再構成した。

 2歳の時に父が戦死し、苦労する母の姿を見て育った経験から、「戦争未亡人を再び生み出さない平和な国をつくりあげる」と肝に銘じたことが政治家の原点だと紹介。憲法9条について「再び戦争を行わないと、世界の国々へ平和を発信している。これこそ世界遺産だ」と訴え、「一切改正してはダメだ」と強調している。【飼手勇介】

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 面白いのは、紙面ではネット版から一文が削除されていることです。紙幅の関係か何らかの忖度か、私にはわかりませんが、上記の文章のうち、以下の箇所です。ここは残してほしかったなあ。

 

 「安倍晋三首相は臨時国会で改憲議論を加速させたい考えで、党内外に一石を投じる一冊となりそうだ。」

 

 共同通信も「古賀元幹事長「9条は世界遺産」 新著で現職議員に警鐘」というタイトルで配信していました。すでに地方紙には載っているのかもしれませんね。

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 国会議員を引退した自民党の古賀誠元幹事長が28日、著書「憲法九条は世界遺産」(かもがわ出版)を出版した。安倍晋三首相が意欲を示す憲法9条への自衛隊明記に「やってはダメだ」と明確に反対した。改憲論議の拙速を戒め、自民党の現職議員に警鐘を鳴らしている。

 著書は昨年夏の講演録に加筆した。戦争で父を亡くした自身の生い立ちを紹介し「9条には戦争遺族の血と汗と涙が込められている。戦後不戦を貫いた9条の力は世界遺産だ」と訴えた。

 現職議員には「平和に関しモノを言える国会議員であってほしい」と呼び掛けた。

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 さあ、あとは普及です。『憲法九条は世界遺産』、アマゾンの憲法部門で一位になっています。護憲派のみなさん、出遅れちゃ、ダメですよ。