ゲルニカ、重慶、ドレスデン、東京という、広島、長崎の原爆投下につながった4つの無差別爆撃を知るツアー。どんどん具体化が進んでいる。
ドレスデン爆撃は2月13~15日(45年)で、ちょっとツアーとしては寒すぎるので、実施はゲルニカ爆撃(37年4月26日)の前後になる。重慶と東京はそれぞれふさわしい日程でオプション。
すでにゲルニカの平和博物館の館長さんからは受け入れの返事が来ている。実際の爆撃の日は各地で市民のイベントがあって対応できないけれども、その日はそういうイベントに参加して、2日後くらいにお会いできるようにするということだった。
ドレスデンは少し手こずっていたら、そのゲルニカの館長さんがドレスデン爆撃の権威という人を紹介してくれた。「しんぶん赤旗」にも登場したことがあるということなので、日本のこともよく知っていそうで、日本人ツアー客にうってつけかもしれない。
重慶と東京は、いろんな関係者が多すぎるほどなので、選ぶのに迷うほど。じっくりと考えたい。
それぞれの博物館の責任者のまとまったお話を伺い、1冊の本にするのだが、その成果をふまえ、学校図書館向けに4冊のセットで出すことも考えている。広島のセット本、東京大空襲のセット本は存在していて、それぞれバカ売れしているけれど、今回のようなコンセプトのものはまだ出ていないので、注目されるかもしれない。
東京出張は明日まで。昨日は、陸上自衛隊の元陸将の方と、東京駅のオアゾ(丸善が入っているビル)でお会いし、『13歳からの安全保障』という本を出すご相談だった。
そのオアゾの一階にあるのがゲルニカ(画像)。もし時間があったら、是非、観に行ってください。ゲルニカの絵は観光地でも複製が売られていることが多く、それにつられて大きさを勘違いしている人も多い。画像でわかるように無茶苦茶大きいのだ。これはピカソのご子息の了解を得たセラミック製。まあ、でも、本物(ゲルニカではなくマドリードにあるのでオプションツアーで行けるようにします)を観に行きましょうね。