本日から朝日新聞のBeで、手塚治虫さん原作で「火の鳥」の連載が始まっていますね。桜庭一樹さん作で、絵は黒田征太郞さん。

 

 昨日、午後は立川に行くとブログに書いていましたが、偶然ですけれど、その黒田さんのお話を聞く会だったんです。出版人だけの小さな会でした。

 

 黒田さん、来月4月7日に「18歳のアトム」という絵本を出されるんです。ご存じでしたか、アトムの誕生日は4月7日。それも2003年ということなので、来月7日は16歳の誕生日なんですが、そこはご愛敬ということで。

 

 なぜ18歳にしたかというと、黒田さんの不安がそこにあります。選挙権年齢が18歳に引き下げられたことはいいけれど、その替わりに義務も果たせということで、戦争に行かされるようなことになるんではないかということでした。

 

 昨日は、そういうことも含め、黒田さんがなぜ手塚作品に引き寄せられていったのかというお話。それに関連して黒田さんの人生のいろいろなお話が聞けました。

 

 感動したのは、その近く発刊される「18歳のアトム」の余白に、黒田さんがイラストを描いてくださったことです。小規模の集まりとはいえ、全員にですよ。一点しか存在しない貴重なイラストが全員にプレゼントされたわけで、大事にしなければね。

 

 そこから勢いを得て、以前書きましたけれど、10年以上暖めてきた『鉄腕アトムはつくれるか』の制作を本格的に開始しなければ。ということで、本日で出張は終わりで、自宅近くで行われる「桜祭り」に向かいます。