一昨日の記事で、韓国の小学校6年用に新学期(3月が新学期なんだね)から使われている社会科教科書(国定)で、日本人の写真なのに「強制労役に動員されるわが民族」というキャプションが付けられていることを紹介した。産経新聞の報道であった。

 

 本日の産経新聞によると、韓国の教育省はこの誤りを認め、訂正する方針を明らかにしたという。これも産経の報道。以下、引用する。

 

 「教科書を担当する同省の教科書政策課は産経新聞の取材に対し、間違いを認めた上で、「写真掲載の箇所は4月中旬ごろに学校で教える予定だが、生徒が学ぶ前に、今月22日から訂正を各学校に通知していく」と説明した。

 訂正方法としては、問題の写真をシールで隠し、横に掲載された「戦争に動員される少年兵」の写真1枚だけにするといった対処を考えているという。」

 

 当然のことではあるが、ひとまずホッとした。すでに数年前に間違いが指摘されている問題なのだから、本当だったら、こんな間違いを韓国が犯すことがおかしい。猛省が必要である。

 

 それに、本当だったら、産経が指摘する前に、徴用工問題で闘っている人たちこそが気づき、訂正を申し入れるべきものだ。自分たちの闘いに悪影響を及ぼすものなのだから。そういうことができれば、多少は日本の世論にもいい影響を与えていたかもしれないのだから。

 

 まあ、でも、産経新聞もご苦労様でした。産経がいち早く報道していなかったら、韓国の小学生が間違ったことを習ったわけですから、感謝を表明しておきます。

 

 なお、前回の記事で、この写真が「釜山の国立日帝強制動員歴史館に展示されている」と産経で報道されていると書きましたが、最近、ここを見学してきた方から、現在は展示されてないとの指摘を受けましたので、ここに訂正します。ご指摘、ありがとうございました。(続)