2大ハリウッドスターフローレンス・ピューとアンドリュー・ガーフィールドの共演作品ということで観ることにしました。
限りある時間を大切に生きる男女のかけがえのない日々を、時間軸を交錯させながら描いたラブストーリー。
離婚したばかりの中年男があることで若い女性シェフと恋に落ち結婚。すばらしい未来が見えたかに思えたが妻の子宮がんが発覚、余命わずかと宣告された。ふたりは人生どう生きるか、人生で一番大切なものは何かというラブストーリー。
人生の意義は長短ではなく“どう生きたか”の質だというのがテーマ。
これを表現するため、ふたりの周辺で起きる数々の出来事をシャッフルして通常の時系列でなくランダム時系列で描かく一風変わった描き方がされている。 こうして浮かび上がるのは、人生はミステリアスでその一瞬を常に“高みを目指し愛の力で生きる姿”が見えてくる。これがすばらしい。
ぜひ観てもらいたい!
子宮ガンをどう生き切るか、子供を作ることのすばらしさ、そしてその子に親として何を残してやるか?とても感動的です。
フローレンス・ピューとアンドリュー・ガーフィールドの演技も見どころです。
監督:ジョン・クローリー、脚本:ニック・ペイン、撮影:スチュアート・ベントリー、編集:ジャスティン・ライト、音楽:ブライス・デスナー。
出演者:フローレンス・ピュー、アンドリュー・ガーフィールド、グレース・デラニー、リー・ブライスウェイト、イーファ・ハインズ、アダム・ジェームズ、他。
物語は、
新進気鋭のシェフであるアルムート(フローレンス・ピュー)と、離婚して失意の底にいたトビアス(アンドリュー・ガーフィールド)は、運命的な出会いを果たし恋に落ちる。自由奔放なアルムートと慎重派のトビアスは幾度もの危機を乗り越えながら、やがて一緒に暮らしはじめ、娘が生まれ、家族としての絆を深めていく。そんなある日、自分の余命がわずかであることを知ったアルムートは、トビアスに驚きの決意を告げる。(映画COMより)
あらすじ&感想:
冒頭、早朝、アルムートがーランニングを終え食材の草花と鶏の卵を採取し、ダイニングで8個の卵を溶きダグラオファーのパルフェだと、ベッドに寝ているトビアスに味見させる幸福感絶頂とふたり。
次のエピソードは大きなお腹のアルムートが風呂の中にしゃがみ、トビアスが「液体の異常分泌によって下着が濡れることはないか?」とチェックリストを読み上げ子宮がんの進行状況をチェックしている。
さらに次のエピソードではシェフのアルムートが厨房でお腹の調子がと座り込み、
病院で診断を受け、再発子宮がん治療のエピソードに繋がっていく。
幸せ絶頂のふたりは如何なる出会いをしたのか。そして突然の不幸、夫婦での子宮がんとの戦いが始まるという物語。
このようにエピソードをランダム時制でドラマチックに描いてくれます。ランダム時制で描かれるドラマを文章で書いても繋がらないので、通常の時制で纏めます。
〇アルムートがトビアスを車で轢いたことでふたりの交際が始まった。(笑)
トビアスは食料シリアスを扱う会社のデーター管理者。夜帰宅すると妻から離婚届けが届いていた。サインしようとするがペンが見つからない。やっとのことでサインしてパジャマで離婚届け出しての帰り、アルムートが運転する車に跳ねられたという数奇な出会いだった。(笑)
トビアスは首にコルセットを着け病室を出るとソファーにアルムートが眠っていた。トビアスが「知り合いだっけ?」と聞く「ごめん、私が轢いた」の返事が返ってきた。これに「いいよ」と答えた。ふたりにとってこの受け答えがよかった。アルムートは「シェフで店を持っている。奥様と一緒に」と招待した。
トビアスは親父さんに髪を刈ってもらい、アルムートの店を尋ねた。
小さな店だったが、ウエイトレスが応対してくれ、店自慢の料理を味わった。アルムートが出てきて「料理はいかがでしたか?奥様は?」と聞いた。「実は離婚したばかりだ」と答えると、彼女の部屋に案内され「首がスベスベ、負傷者と寝るのは初めて!」と誘われた。(笑)
早く起きて部屋を見るとアルバムがあった。これでアルムートに彼氏がいることが分かった。アルムートは「昔、一緒に働いていた元カレ、腕が立つやつ」と説明した。トビアスは「もう行かなきゃ」と出て行こうとすると「誰が帰れといった、野暮用があるならどうぞ」という。トビアスは「君に野暮用があるなら」と聞くと「ない!」と言った。ふたりはお互いに「合うやつだ」と思った。(笑)
〇ふたりはメリーゴーランドやダンスとデートを続け、トビアスはアルムートのアパートに泊まり同棲生活が始まった。
ふたりは子供を持つことに意見が違っていた。
ある日、トビアスが「自分の夢は子供を持つことだったが妻と別れ叶えられなくなった」と話した。アルムートは「元カレもそうだった。私がいる世界に子供がいらない」とこの話を止めた。そして、彼女はトビアスのために自慢の人生最高の卵料理を作り、トビアスはこれにキスで応えた。
トビアスは改めて「この年で出会ったら制限がある」と子供を作ることを持ち出した。アルムートは「私は34歳で55歳じゃない。年齢制限などくだらない。何を焦っているの」と聞き入れなかった。トビアスは「君と恋に落ち入りそうだから」というと「そういう約束は出来ない!ふざけるなと思ってる」と返ってきた。トビアスは部屋を出た。
トビアスはプレゼントを持ってアルムートの店を尋ね「先週店の前を通って君が見えた。僕が無神経で悪かった、先を見過ぎていた。目の前の君を見るべきだった」と詫びた。そしてふたりは一緒に食材を探しに出るなど穏やかな同棲生活が続いていた。
〇アルムートに子宮がんが見つかった。
アルムートが気分が悪いと吐き、感染症だろうと病院で診断を受け、子宮がんと分かった。アルムートは「子宮を一部または全部を摘出すると云われた」という。トビアスは「自然妊娠を望む場合は受精卵を保存後手術、化学療法をしっかりやる。セックスか対外受精になるがこちらがいい」と言った。「もうひとつは再発リスクは低いが卵巣も子宮も全て摘出される」と話した。アルムートは「ひとつは残したい。クソみたいな卵巣でも今子供がいる自分を考えられないが、この先もずっとそうかとは想像できない」と言った。
〇アルムートは反対だった“子供を作りたい”と言い出した!
アルムートは化学治療が始まる前に子供を作ると言い出した。トビアスは喜んだ。ふたりは直ぐにセックスを始めた。(笑)
ふたりはとにかく妊娠するために頑張った。(笑)最終的には採精子で妊娠した。
妊娠してからトビアスは不慮なことが起きないよう気を配り、アルムートと一緒に風呂に入り子宮がんの進行状況をチェックしていた。
クリスマスの夜、アルムートは女子を出産。
突然陣痛がやってきて慌てて車で病院へ出発、渋滞に巻き込まれた。ガソリンスタンドのトイレで出産、トビアスが赤ちゃんを取り上げた。女の子でエラと名づけた。
エラの誕生祝い、
アルムートとトビアスの家族が集りパーティーを持った。ソソルトレークはすばらしいところだと夫婦で旅行したが妻の感想は「あなたの側にいるだけでいいだった」とみんなで笑った。母親からアルムートは子供の頃フィギュアスケートの選手でISU世界大会に出場した話が出た。アルムートは「父親は自分に望みを掛けてフィギュアスケートをやらせてくれたことが今の仕事の頑張りに繋がっていることに気付いた。
アルムートは庭でエラ(2歳)と遊ぶトビアスを羨ましく観ていた。夜、ベットでエラと寝て、エラの髪に触るのは一番の幸せだった、
〇アルムートに子宮がんが再発した。
医者の推奨する案は、
「手術は無理で化学療法で腫瘍を小さく進行させ遅らせたら手術。そのあと回復を確認して次の化学療法を行う。完全には除去が必要です。再発だから積極的治療が必要」と勧められ、トビアスが「化学療法後に手術を行いそれから願わくば化学療法を行います」と答えた。アルムートは「この間、仕事を休むのか?」と問うた。医者は「あなたの仕事はきついから、そうだ」と答えた。
帰宅し、アルムートは「化学治療しながら働くこと」をトビアスに主張した。
アルムートは「6カ月から8か月の間、計画どおりやって腫瘍がきれいに消えたら最高気分になるが、ダメな時、ただ髪を失い吐い終る。その場合、私たちは時間を浪費したことになる。私が望むのは最高に楽しく前向きに過ごすこと。耐えるだけの1年間よりずっといい。治療をしたくないと言っているのではなく正しい選択をしたい」と化学治療しながた働くことを主張した。トビアスはこれを聞いて泣いた!
アルムートはトビアスの主張を応援することにした。
アルムートが仕事を終え帰宅すると点火したローソクで寝室に導かれた。そこにはトビアスが待っていて「診断された日、君が言った“最高に楽しく前向きな半生を生きる”に返す言葉が見つからなかった。やっと返せる言葉が見つかった。ノートに書いた“異性愛を全力でやり抜く”と指輪を贈った。アルムートはキスで返した。
〇アルムートの腫瘍が転移していることが見つかった。
医者が「残念ながら手術は出来ない。しかし希望はある、1度目で効果が出ない場合2度目でも効果があることがある。よく頑張りました」と言った。
アルムートはトビアスに「よって髪を切り丸坊主になった。髪を全部ボックスに収めた。エラ(グレース・デラニー)から「ママはきれいだ」と言われ、アルムートは泣いた!トビアスとエラに送られて入院、化学治療が始まった。
アルムートは化学治療を終え戻ってきた。
帰宅時、車の中から元上司サイモン(アダム・ジェームズ)に「料理の欧州大会は?」と聞くと「英国チームにきてくれ」と返事がきた。
冷凍室の中で、アルムートはシェフのジェイド(リー・ブライスウェイト)に料理大会出場時の助手を務めるよう要請した。このことは秘密にした。
〇欧州料理大会への参加訓練が始まった。
サイモンによって指定時間内に出品料理が出来る特訓が始まった。アルムートは料理を作ってる途中に「だただた圧力を掛けないで」と料理を作ることを止めた。実はこっそりトイレで吐くという状態にあった。それでも時間内に作れるとうになった。
予選時、出場直前にアルムートは鼻血を出しトイレで吐いた。
ジェイドが「ドラッグですか?」と心配した。アルムートは「ステージ3の卵巣がん」と告白した。「辞退しますか」と問われ「しない!」と答えた。予選を勝ち抜き、決戦日が2023年6月5日と6日に決まった。
〇トビアスに隠して病院に行ったことがバレた!
トビアスはアルムートが救急で運ばれたことを知って「いつから回復より料理優先となったか?」と問い詰めた。アルコールは「もうチャンスがない。何も残さず死ぬのは嫌だ」という。「僕やエラじゃ見合わないのか?理解できない!」と聞くと「私はただの死んだママにはなりたくない。娘に残る記憶、せめて覚えて欲しいママは諦めなかったって、いつかエラが今を振り返ったとき私のとんでもない挑戦を思い出して欲しい」と答えた。トビアスは「それは何時だ!」と聞いた。「6月5日か6日だ」と聞き泣いた。
トビアスはこれまでのふたりの記録を見て泣いた。一方、アルムートは朝のランニング時、アイススケート場を見つけた。
〇欧州料理大会の日、
トビアスとエラが観客席からアルムートにエールを送った。アルムートは入場直前バケツに吐くという状態だったが、時間一杯使って料理を作り上げた。大拍手だった。
アルムートは成績を気にすることなく、ジェイドに感謝し、トビアスとエラの席に駆け付けた。ふたりをアイススケートリンクに誘い、自分の滑る姿をエラに見せた。
〇アルムートが亡くなった後、
トビアスは毎朝、食材の草花と鶏の卵を採取し、ダイニングで8個の卵を溶きパルフェの作り方をエラに押しえていた。
まとめ:
子宮がんを告げられトビアスとアルムート夫婦が短い時間を如何に人生を楽しく有意義に過ごすかを描いていた作品。アルムートの上を目指す強い生き方が強烈だった。これにアルムートが妥協せず反対する。しかし、妥協するのではなくさらにいい生き方を探す。これがこの作品のテーマです。
最初の子宮がん診断結果で、子供を持ちことに反対だったアルムートが人生に子供が必要なことに気付く。これがすばらしい。
病院に間に合わずガソリンスタンドで出産する劇的な出産シーンでは、子供を授かることのすばらしさを教えてくれます。
子宮がんが再発し、どう人生を終えるか?
アルムートは欧州料理大会に参加し、戦う姿を娘エマの目に焼きつけるという。みごとに達成して天国に行きました。本当に涙に溢れる作品でした。
脚本特にセリフがすばらしい。
アルムート役のフローレンス・ピューのしわがれ声のしゃべりがすごくこの作品に合っていた。字幕版で診て貰いたい。アンドリュー・ガーフィールドの受け身の演技、さすがのレベル。
子供を持つことのすばらしさが描かれていて今の世界に合って、ぜひ観て欲しい作品です。
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