自民党の選挙情勢調査

自民、単独過半数を割り込み、

公明も大幅に議席減

 

先週末、自民党は解散総選挙に備えて情勢調査を全国的に実施した。解散総選挙を行った場合の最終議席予測は、以下のとおりだった(カッコ内が現有議席からの増減)。

自民党 220議席(42減)

公明党 23議席(9減)

立憲民主党 114議席(17増)

日本維新の会 75議席(34増)

日本共産党 13議席(3増)

国民民主党 9議席(1減)

れいわ新選組 6議席(3増)

参政党 1議席

その他 9議席

なんと自民党が42議席を減らす予測となっている。岸田首相がもし解散総選挙に打って出た場合、自民党は現在の議席から大幅に減らして、単独過半数を割り込む結果だ。公明党との連立を組んでようやく、政権を維持できるというレベルである。

低迷が続く立憲民主党は復活の兆しをみせ、統一地方選で躍進した維新は34議席と大幅に議席を伸ばす予測だ。(週刊現代)

 

自民党・下村博文元政調会長(発言録)・・・・・(岸田文雄首相が首相秘書官を務める長男の翔太郎氏を事実上更迭したことについて)息子さんの問題で、相当いろいろと話題になったというか、ちょっと政権的にもダメージになってしまった。「岸田家」ってやっぱり、非常に一般の人から見ると特権階級的、ブルジョアですよね。日本人はやっぱり家系というか家柄というか、血統というか、なんとなく安心する部分もあるんですよね。(BS11の報道番組で)

(朝日)

 

岸田首相は解散しなかったではなく、できなかった!!

岸田氏は「解散しなかった」理由を、少子化対策や賃上げなどの「先送りできない課題」を「まずは前に進めていく」ためだと説明した。だが広島サミットの成功で内閣支持率が急上昇し、岸田氏が一時解散に大きく傾いていたのは事実だ。

ただ息子の不祥事や、マイナンバーカードのトラブルなどで支持率は下落傾向となり、直近の衆院小選挙区の情勢調査の結果が悪かったこと、さらに公明との選挙協力が暗礁に乗り上げていることもあって、「解散できなかった」というのが本当のところではないか。(FNN)

 

立憲に「非泉」の動き 小川淳也氏、小沢一郎氏ら野党候補一本化訴え

 

「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」の設立会見に臨む立憲民主党の小沢一郎氏(中央)。右は小川淳也氏。左は手塚仁雄氏=2023年6月16日午前10時4分、国会内、上田幸一撮影

「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」の設立会見に臨む立憲民主党の小沢一郎氏(中央)。右は小川淳也氏。左は手塚仁雄氏=2023年6月16日午前10時4分、国会内、上田幸一撮影© 朝日新聞社

 立憲民主党が単独で提出した岸田内閣に対する不信任決議案は否決された。日本維新の会と国民民主党は反対に回り、野党の対応は真っ二つに分かれた。取り沙汰されていた衆院解散は先送りとなったが、立憲内では「有志」が集まり、泉健太代表の路線変更を求める「非泉」の動きも表面化した。

 立憲内の新たな動きは、不信任案の採決の前に起こった。

 「現在の党に単独で(政権交代を)実現しうる十分な力量がないことは謙虚に真摯(しんし)に認めつつ、他の野党とも十分に連携すべきだ」。次世代のリーダー格とみなされる小川淳也前政調会長は、国会内でそう訴えた。

 「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会 設立記者会見」と名付けられた会見場のひな壇には、小沢一郎氏や鎌田さゆり氏などベテランから若手まで10人が居並んだ。小川氏は、「有志の会」設立の呼びかけに対し、党所属の衆院議員の半数を超える53人が賛同したと説明した。

 立憲は5月、将来的な候補者調整などの選挙協力につなげたいとの期待から、維新と続けてきた国会対応での協調を白紙に戻した。泉氏は他党との候補者調整について、「維新ともやらない。共産党さんとも、基本やっぱりやらない」と発言。野党候補の一本化路線と決別し、「選挙は独自でやる」とも言い切った。(朝日)

立憲民主党の小沢一郎氏や小川淳也前政調会長ら11人の衆院議員が発起人を務めて設立された「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」が16日、国会内で会見を行った。有志の会は次期衆院選で「野党候補の一本化」による野党共闘の必要性を訴え、この日までに執行部以外の50人以上の所属議員の賛同を得たとしている。(日刊スポーツ)

 

岸田内閣の支持率急落

不支持急増

毎日新聞は17、18の両日、全国世論調査を実施し、岸田内閣の支持率は33%と5月20、21日実施の前回調査(45%)から12ポイント下落した。不支持率は前回調査(46%)から12ポイント増の58%だった。

 

この国は・・・・・・物価が上がっても平気、少子化が激化しても平気。

いかに差別をしても平気。政権が憲法を無視しても平気。

国会は自公与党の言論無視で、ないに等しい。

加えて司法は常に政権の味方。国民の利益を優先しない。

   国の仕組みの実態は習近平政権やプーチン政権と大差ない有り様である。

           どこを指して民主国なのであろうか。

           トランプやジョンソンは追及されるが

      何百回も国会でウソをついても訴追はされない国なのに。

           それでも自民党政権が選挙では勝ってしまう。

いくら野党がだらしないと言っても、野党を育てようとしない国民

不思議な国ニッポン。

 

それにしても何とも不可思議なのは

「福祉の党」「平和の党」とか称していた『公明党・創価学会』という存在だ。

やっていることは、統一教会と大差なく見える。

 

後にドイツ首相となるメルケルが政治の世界を志したのは・・・・

                         (以上の画像はNHK)

世襲主義の悪弊は頂点に!!

 

 

 

 

                  (以上の画像は羽鳥慎一モーニングショー)

                    

         岸田文雄・自民党総裁、第100代首相に選出 - BBCニュースの画像

       岸田首相の宴の夕べ

                こんなの当たり前ではない!

         世界の非常識!

   だが日本では常識の不思議!

こうして飲食している皆さんが選挙で軒並み落選すれば、日本の政治は必ず変わる。

 

3月14日 6時25分、東京・日比谷公園のフランス料理店「日比谷パレス」。山田孝男毎日新聞社特別編集委員、小田尚読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員、芹川洋一日本経済新聞社論説フェロー、島田敏男NHK放送文化研究所エグゼクティブ・リード、粕谷賢之日本テレビ取締役常務執行役員、政治ジャーナリストの田崎史郎氏と会食。8時30分、公邸。

※メディアの幹部が、こうして『首相飯』を食べているのは堕落の極み。顔ぶれをみると、メディアの姿勢も分かる。読売、日経、日テレ、NHKというのは、いつものメンバーという印象だ。田崎氏は言うまでもないが、彼の場合は個人だから。いずれにしても・・・・・お招きした方の魂胆は明らかだ。不都合なことは書かせない、あるいは上手い具合に書いてもらう、ことに尽きる。実際、こうしてご馳走になった時には、中にはお車代、お土産付きというのもあるでしょうから、翌日の朝刊に『岸田辞めろ!』の記事を書けるはずがない。お互い、十分に納得の上ですね。それにしても、一応ジャーナリストというなら、みっともない話です。

もっともメディアも必死なのですね。業績が悪いから権力とケンカも出来ない一方、権力ベッタリに見えるから、読者からの評価を落としてしまう。進むも退くもならずに購読料の値上げをして、一層の読者離れを招くという有様。貧すれば鈍すのの典型の状況に追い込まれている。新聞に未来はあるのか。

危機にあるのは新聞だけではない。

まるで税金のようなシステムの受信料で生きているNHK。.NHKに関する世論調査では、NHKに対する国民、視聴者の評価は相当に厳しい。NHKの名を冠した怪しげな政党が、それなりに力を発揮したのは、NHKに対する批判の厳しさを端的に示すものだろうが、NHKが自民党政権のゴマすりをしている間に、NHKの報道は国民の信用をすっかり失ってしまった。既に『報道のNHK』の看板は全く通用していない。キャスターの看板を掲げている皆さんも、同じNHKがそのまま報じているBBCなど海外ニュースに登場する皆さんとは比較にならない低レベル。報道の中身も登場人物のレベルもお粗末の一語に尽きる。それを実力と勘違いしNHKを飛び出した皆さんは、いずれも悲惨。そこで初めて自分の実力を知る。

 

3月15日 6時49分、東京・赤坂の日本料理店「赤坂梢」。元宿仁同党本部事務総長と会食。8時52分、公邸。

岸田首相と、この事務総長殿との会食は、私の記憶では3回目。岸田首相は、事務総長へ格別の配慮をしているようだ。党内事情を知るのに重宝しているのだろう。

 

3月17日 0時3分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」。日本料理店「山里」で自民党の麻生太郎が繰り返されていた副総裁、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官と会食。1時、官邸。

こういうご高齢の皆さんが、いつもいつもご馳走を食べないといけない理由は一体何でしょうね?

 

3月26日 4時46分、大阪市北区のリーガロイヤルホテル。50分、角和夫阪急阪神ホールディングス会長、松本正義関西経済連合会会長ら。5時、宴会場「山楽の間」で自身の関西後援会会合に出席し、講演。6時11分、宴会場「ペリドット」で角阪急阪神ホールディングス会長らと会食。7時32分、大阪空港。9時20分、全日空40便で羽田空港。54分、公邸。

公用にかこつけて東奔西走。大阪の後援会は、いわば私用。これも、公費でお出掛けだったのでしょうね。

 

3月30日 6時10分、イスラム諸国の駐日大使らとの食事会「イフタール」。50分、東京・丸の内のパレスホテル東京。日本料理店「和田倉」で林芳正外相、自民党の関口昌一参院議員会長、世耕弘成参院幹事長と会食。8時38分、公邸。

イスラム諸国の大使との食事会。というが、時間はわずか30分余り。これでは、そそくさと飯を食ったというだけ。この食事会に、どういう意味があるのかしら?その後の宴席が迫っていたからですね。岸田首相にとっては、こっちが大事なのです。そういう気分が、イスラム大使の皆さんにも通じてしまうでしょう。

 

4月2日 【午前】7時3分、茨城県つくばみらい市のゴルフ場「筑波カントリークラブ」。野本弘文東急会長、似鳥昭雄ニトリホールディングス会長、三毛兼承三菱UFJフィナンシャル・グループ会長、鈴木茂晴元大和証券社長、山本有二元農相ら政財界人とゴルフ。

【午後】0時45分、公邸。3時、磯崎仁彦官房副長官。

懇親を深めるのは、こういう皆さんとばかり。話を聞く対象が余りに一方に偏っていませんか。まあ。しかし、こういう皆さんがカネも手も出すという人たちだから、耳を全開にして聞く力を発揮するのも当然でしょうか。

 

4月6日 7時1分、東京・銀座の日本料理店「新ばし金田中」。森喜朗元首相、松山政司自民党参院議員、岩沙弘道三井不動産取締役、押味至一鹿島会長、似鳥昭雄ニトリホールディングス会長らと会食。9時13分、公邸。

ニトリの会長さんは、ここにも登場。森元首相もいる。どういう組み合わせなのか。元々仲間というか、グループなのですね。

しかし、部下が多数死傷したかも知れない時に、上官・上司は普通、どう行動するものでしょうか。よきに計らいと言って居なくなってしまうものでしょうか。

メディアは、このことを殆ど問題にはしていない。多くのメディアの感覚の摩耗、衰退の様子が、よく分かります。

朝日は購読料を月額4200円から4900円に値上げしましたが、読者はどうするか。近年益々、中身の薄い新聞。どういう立場で記事を構成しているのかが益々疑問。5分か10分で読み終わる新聞。それが大幅値上げ。

※この日に、自衛隊ヘリは墜落、多数死傷した可能性大であったが、無論、それを承知で宴席に参加。彼らは自分の部下なのですよ!!宴席に着いた頃は彼らの事は忘れている?

 

4月12日

6時33分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。国場幸之助自民党衆院議員など早稲田大学出身議員らと食事。8時27分、公邸。(朝日)

支持率が一向に上がらないことから、政権基盤に不安を感じ、早大出身議員に頼ろうとしたのだろうが、いくら早大出の議員が多いと言っても、全体からみれば少数だし、一方に頼ろうと思えば、その他の勢力からの反発を招くのが世の習い。このことが分からないのだから哀れなおつむの話だ。

 

4月14日 6時37分、東京・赤坂の日本料理店「赤坂浅田」。自民党の宮沢洋一税制調査会長、甘利明前幹事長、額賀福志郎元財務相、塩谷立元総務会長、石田真敏広報本部長、森山裕選対委員長と会食。8時20分、公邸。

赤坂の日本料理店「赤坂浅田」。萬治2年(1659年)加賀藩中荷物御用「浅田屋伊兵衛」創業、慶應3年(1867年)旅人宿「浅田」創業をルーツとし、新鮮な鮮魚類はもちろん野菜、蕎麦粉に至るまで旬の素材を産地金沢から直送。加賀料理の継承者として「伝統からの創造」をテーマに、今日に至るという。なかなか由緒あるお店なのですね。皆さんの顔ぶれからして、選挙の話か、増税の話か、そのようなものでしょう。

   

4月17日 6時29分、東京・南青山の天ぷら料理店「天ぷら 天青」。茂木敏充自民党幹事長と会食。8時43分、公邸。

史上最短記録でミシュランの三ツ星シェフ。フランス料理界の巨匠、ジョエル・ロブション氏からも絶賛されたという高級天ぷら屋さんらしい。

 

4月18日 6時29分、東京・東新橋の日本テレビ。50分、テレビ番組「世界一受けたい授業」の収録。9時20分、公邸。

選挙の真っ最中に、テレビ局が特定の政党の党首を呼んで娯楽番組に出演させPRさせるとは、呆れた魂胆です。こういうテレビ局は政権から何かと文句を言われることは無論ない。実際、日テレが政権や自民党から開局以来、文句を言われたことは恐らく全くないだろう。要は、政権からとやかく言われるような『報道』らしき『報道』はしたことがないということだ。

それにしても、政権も行政も政党も、メディアに介入して不思議に思わない、それが当たり前とは、ロシアや中国並みの体制に近いですね。異常な事態です。

この出演問題について、5月25日の朝日が、いま気が付いたような記事を掲載しているのも呆れた話だ。選挙が終わって影響がない時期になって、今更問題であるかのような記事を出して、メディアの良心を示した気分になっているのだろうか。いまのメディアの衰退ぶりを如実に示している。部数が減るのも当然だ。

それだけでなく、新聞、テレビは往々にして、記者や制作者自身の個人的趣向、中でも自分の出身校『母校』を意識して記事や番組を作る傾向が少なくない。元々十分に信頼されていないのに、こんな風にして遊んでいるのでは信頼をなくすのも当然である。

日テレなどの駅伝中継で特定大学の出身者を解説者にずらりと並べるのは、その最たるものである。

 

4月19日 6時24分、東京・内幸町の帝国ホテル。宴会場「牡丹の間」で新潟日報の小田敏三会長ら地方紙会長、社長らと会食。8時14分、公邸。

※メディア攻略の一部ですね。読まれなくなった新聞といっても、新聞はやはり有力な媒体。そこを固めておくというのは、権力者としての常とう手段だ。はっきり記憶にないが、地方紙にまで手を伸ばすというのは意外に策略家だ。

一方、メディアの方も相手の意向、思惑を知ってか知らずか(知らないはずはないが)、そういう席にノコノコ出てくるというのも話の外だ。

 

4月24日 6時38分、東京・内幸町の帝国ホテル。宴会場「楓の間」で日本経済新聞社の岡田直敏会長、長谷部剛社長らと会食。8時33分、公邸。

都合の悪いことは書かず、大いに支援してくれるように・・・大事なメディア対策ですね。

 

4月25日 5時1分、新しい資本主義実現会議。6時22分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。宴会場「edo ROOM」で自民党憲法改正実現本部の会合に出席し、あいさつ。43分、東京・六本木の泉ガーデンタワー。同ビル内の「住友会館」で経団連の十倉雅和会長、佐藤康博、菰田正信、太田純、東原敏昭、橋本英二、久保田政一各副会長と会食。9時8分、公邸。

典型的な宴席巡りです。憲法改正実現本部とやらでもホテルで。その後は経団連の皆さんと6時前から9時過ぎまで、時間をたっぷりとっての宴席。経団連あっての自民党、経団連あっての岸田首相というようなものですね。

 

4月27日 6時27分、東京・新橋の焼き肉店「焼肉 たかやま 新橋店」。自民党岸田派の宮沢洋一、松山政司、越智俊之各参院議員らと会食。7時17分、東京・赤坂のふぐ料理店「赤坂いづみ」。甘利明同党前幹事長と会食。9時27分、公邸。

身内の会合に、皆のご機嫌取りに顔を出したということでしょう。

幹事長とは、党内外交みたいなものですね。意外に苦戦したことを反省したのか、それとも負けなくて良かったという範囲の話でしょうか。

 

5月9日 7時9分、東京・銀座の日本料理店「加賀屋銀座店」。石井準一参院議院運営委員長、自民党の野上浩太郎参院国対委員長、佐藤正久参院国対委員長代行、藤川政人参院国対委員長代理、松野博一、磯崎正副官房長官らと会食。9時2分、公邸。

外遊があったから、久しぶりの宴席ですね。衆院の審議が終わった?から、次の参議院によろしくというご挨拶の宴席のようだ。まことに丁寧なものだ。国民に対しても、これくらいの丁寧さがあれば結構だが、説明なんて邪魔くさいといわんばかりの印象しか受けない。

「加賀屋 銀座店」は銀座の中心にありながらゆったりとラグジュアリーな空間で日本料理をお愉しみいただける石川県の和倉温泉 加賀屋の直営店舗です。要はあの加賀屋のお店なのですね。ディナーですと、14000~36000円までのランク。果たして、どのランクでのご接待でしょうか。ここでケチって、いろいろ言われても損だから、それに自分のカネではないのだから、ここは36000円の最高ランクでしょうか。お酒は別料金でしょう。ざっとみてお一人様5万円?

 

5月10日 7時6分、東京・平河町の都市センターホテル。宴会場「コスモスホール」で自民党森山派のパーティーに出席し、あいさつ。23分、東京・内幸町の帝国ホテル。宴会場「蘭の間」でジャーナリストの後藤謙次氏主催の会合に出席。斎藤健法相、小渕優子自民党組織運動本部長、大久保好男日本テレビ顧問、山田孝男毎日新聞社特別編集委員、薬師寺克行東洋大教授ら同席。49分、公邸。

森山派の政治資金集めのパーティーのなのでしょうが、巷間ささやかれる解散、総選挙との関連での金集めでしょうか。そして・・・・・政治評論家の会合とか。皆さん、手ぶらではないのでしょうね。仮にも『ジャーナリスト」と称するものが、こういう会合を持つ必要があるのか。

 

5月11日 6時47分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」。日本料理店「山里」で参院予算委員会の末松信介委員長、藤川政人与党筆頭理事らと会食。松野博一、磯崎仁彦正副官房長官同席。8時31分、公邸。

9日に参院側の国会対策関係の皆さんを接待したが、今度は参院の予算委員会のメンバーのご接待ということですね。これで万全でしょう。場所は変えたが、ほぼ同レベルでのご接待ということでしょうか。

それにしても・・・いちいち身内をこうして接待するというのは、ちょっと理解できない。まあ、党内の支持をカネで買っているようなものか。ハッキリ言えば買収ですね。もっとも、他方も買収されたがっているのでしょう。そして・・・・周りに「夕べは首相飯でねえ」とか自慢げに口にするのです。だから、そういう気分にさせるだけの高級接待でなくてはならないのですね。しかし、その費用が、いくら使っても減ることがない打ち出の小づち「官房機密費」という税金では、呆れますというよりは、やはり大問題。だから・・・・首相や官房長官の政治資金報告書には宴席の記録がないのだと思います。

 

5月16日 6時18分、東京・芝公園の東京プリンスホテル。宴会場「鳳凰(ほうおう)の間」で自民党安倍派のパーティーに出席し、あいさつ。44分、公邸。(東京新聞)

安倍元首相の死去から10カ月。いまだ後継会長が決まらない自民党最大派閥「安倍派」が16日、都内ホテルで政治資金パーティーを開催した。約3000人もの来客が詰めかけた会場で注目されたのは、①誰が壇上で挨拶するのか②元派閥会長で今も“裏ボス”的存在の森元首相からどんな発言が飛び出すか──の2点だった。

細田衆院議長、公明党の山口代表の挨拶が続き、岸田首相の挨拶が終わると、まさかのハプニングが発生。森元首相が挨拶もせず、周囲に支えられながらトボトボと途中退席したのだ。安倍派関係者は「体調不良で退席した」と説明したが、本当の理由は別にあるようだ。(日刊ゲンダイ)

自民党安倍派も政治資金集めパーティーですね。いよいよ選挙ということで、自民党確保の政治資金集めは本格化です。選挙は必至のようです。

 

5月17日 6時2分、東京・芝公園の東京プリンスホテル。宴会場「鳳凰の間」で自民党岸田派のパーティーに出席し、あいさつ。9時27分、公邸。

※岸田派も政治資金集めのパーティー。要は自民党は年内の衆院解散、総選挙が常識になっているのですね。そのために必要なのはカネだと突っ走っているのです。

G7は成功だとして、この勢いのまま総選挙という魂胆だろうが、統一地方選挙の結果をみると、自民党には都市部を中心に相当に厳しいことになりそうだと思わないのだろうか。『10増10減』の10減は自民党の議席ばかり。10増は都市部ばかり。これだけを見ても、自民党は楽観できるはずがない。公明党だって、少しも楽観できない。要は自公体制に国民の疑惑、疑念は深まっているのに、そのことに気づいていないのだろうか。

野党の出方次第でもある。

 

5月21日 7時26分、グランドプリンスホテル広島。ラウンジで妻の裕子さん、林芳正外相、木原誠二官房副長官らと会食。9時56分、広島空港。

 

5月29日 7時、東京・日本橋の日本橋高島屋三井ビルディング。同ビル内の会員制飲食店「オルクドール・サロンTOKYO」で浜田靖一防衛相、根本匠衆院予算委員長、自民党の林幹雄、野田聖子両衆院議員ら衆院当選同期と会食。9時2分、公邸。

同期会をやっている場合か・・・は、ともかく、ここは・・・・・都心のど真ん中、日本橋高島屋三井ビルディング(東京都中央区)の最上階、32階のサロンに足を踏み入れた途端、目を見張った。約4メートルという高い天井、2面はガラス壁。片方のガラスの向こうには屋上庭園が広がり、もう一方からは都心のビル群が一望できる。思い切り深呼吸をしたくなるほど広々とした空間のそこここに現代アートが点在している。すごいところのようです。登場人物も王侯貴族の気分のようです。父親もそうだし、そうして育った息子だから、こういうことになるのです。

 

5月30日 6時54分、東京・赤坂の日本料理店「津やま」。遠藤利明自民党総務会長と会食。9時28分、公邸。

事の善悪をわきまえない自らの公私混同のドジで、息子を追い込んでしまって岸田首相もさすがに困り盟友の遠藤氏とグチか打開策をじっくり話し合ったのかもしれない。

 

5月31日 6時26分、東京・内幸町の帝国ホテル。宴会場「雅の間」で茂木友三郎キッコーマン名誉会長らと会食。8時17分、公邸。

名誉会長さんは相当なご高齢でしょうが、この宴席に、どういう意味があるのか・・・それに「ら」とあるから、他にどういう方がいたのか。名誉会長さんはお育ちが良く、どういう席にいても座りが良いから重宝されている方のようですね。この席では「ら」の方に、この宴席の本当の目的があったのかもしれないとも思う。あるいは「ら」がお飾りであったのか・・・・。

 

6月5日 6時36分、東京・銀座のオーストリア料理店「銀座ハプスブルク」。林芳正外相、都倉俊一文化庁長官と会食。9時43分、公邸。

どういう意味の顔ぶれか・・・ちょっと分かりませんね。主役は文化庁長官なのかしら?

 

6月6日 6時1分、東京・丸の内のパレスホテル東京。日本料理店「和田倉」で日枝久フジサンケイグループ代表と会食。8時18分、公邸。

仮にもメディアのトップが、こうした宴席に座るべきでないと思うが、そういう意識は皆無というのが、この国のメディアの一般的な意識水準のようだ。報道やジャーナリズムが誰のために存在するという意識が殆ど欠如してるのだ。あるとしても、それはお友達の権力者のためなのである。だから、こうして名前が公表されても恥ずかしげもなく宴席を繰り返すのである。

 

6月9日 午後】0時57分、東京・大手町の読売新聞東京本社。渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆と懇談。1時49分、官邸53分・・・・・・6時39分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」。中国料理店「桃花林」で関口昌一自民党参院議員会長と会食。7時59分、公邸。

読売新聞のトップの所に何の御指南を仰ぎに行ったのか?呼ぶ方も呼ぶ方、行く方も行く方。どっちもどっちだ。互いに自らの立場を忘れた行動ですね。『政商』という言葉があるが、渡辺氏は言論界の政商という存在。だが、渡辺氏の賞味期限もそろそろ尽きて来たのではないのか。老害そのものに見える。

夜の宴席は参院の審議は山を越えたという御礼でしょうか。それとも、解散についての考えの説明でしょうか

 

杉並の選挙の奇跡は、こうして起きた!!

東京・杉並で何が起きたのか “奇跡”は石原伸晃元幹事長の落選から始まっていた

2021年衆院選、当選し、女性支援者と記念写真を撮る吉田晴美氏(下列左から2人目)

2021年衆院選、当選し、女性支援者と記念写真を撮る吉田晴美氏(下列左から2人目)© AERA dot. 提供

 投票率を5ポイント上げれば政治は変わる――。東京都杉並区では、市民団体らの取り組みで前回衆院選では投票率が上がり、それまで8期連続で当選していた自民党候補が敗れた。「杉並の奇跡」とも呼ばれたその動きは、区長選や4月の統一地方選にもつながった。今国会の会期末が近づき解散・総選挙がささやかれているなか、杉並区の岸本聡子区長や市民団体の関係者らにこれまでの選挙について聞いた。

*  *  * 

「これまで『奇跡、奇跡』といわれてきたけど、4月の選挙はもう『奇跡』ではないと思った」

 こう話すのは市民団体「杉並の問題をみんなで考える会」(考える会)の世話人・漆原淳俊さん(76)だ。これまで杉並区では、『奇跡』と言われる選挙が二つあった。

 

 一つ目が2021年の衆院選だ。それまで杉並の選挙区では自民党の元幹事長・石原伸晃氏が8期連続で当選し盤石の強さを誇っていたが、立憲民主党の吉田はるみ氏が当選した。

 二つ目は22年の杉並区長選だ。現職の田中良氏が4期目を目指し、自民、公明、さらには石原伸晃氏の支援も受けたが、野党が支援する新人の岸本聡子氏が187票の僅差(きんさ)で勝利した。

 そして、「もう『奇跡』ではない」というのは、今年4月の統一地方選であった区議会選挙だ。結果は、自民党は改選前の16議席から9議席に減らし、公明党も7議席から6議席に減った。また、新人15人が当選し、現職12人が落選。女性比率もそれまで約3割だったのが、一気に半数を超えた。

 自民党が強い地域で、何が起きたのか。漆原さんはこう語る。

「杉並区では野党共闘ができたことが勝利につながっています。21年の総選挙で山本太郎さんの名前が急にあがりましたが、地道に地元で活動してきた吉田はるみさんへの同情や支援の声が高まり、結果として吉田さんを野党統一候補にする流れができました。ここで自民党の石原さんに勝てたことが大きな転換点になりました」

 こうした奇跡の背後で候補者たちを支えていたのが、杉並区の市民運動に参加する住民たちだった。教育や障がい、環境、道路問題など各市民グループに参加する住民らが集まっていた。「考える会」の漆原さんもその一人だ。

 この住民らが、21年の衆院選では立憲民主党の選対とは別に、吉田はるみ氏を支える「市民選対」をつくった。この市民の動きに、立憲や共産などの各党の代表が参加したという。「市民を中心に野党各党との共闘が成功した。それが勝利につながった」(漆原さん)

 その後、22年の区長選の際にはこの市民選対が「住民思いの杉並区長をつくる会」の動きにつながった。そして23年の統一地方選では「住民思いの杉並区議を増やす会」にもつながり、野党系候補者の勝利に貢献してきた。

 市民の動きは具体的にどういうものだったのか。

 昨年の区長選で勝利を収めた岸本区長は、「これまで選挙活動をしたことがなかった。『つくる会』に手取り足取り教えてもらった」と振り返る。

 岸本氏は国際NGOで20年近く海外に拠点を置いており、日本に帰国し、立候補を表明したのは選挙のわずか2カ月前だった。選挙に必要だといわれる「地盤(支援者)・看板(知名度)・かばん(資金)」はなく、厳しい状況だった。

 そんななか活躍したのが、市民ボランティアだ。多い時には約100人が集まるほどで、街頭宣伝やチラシのポスティングなど大きな役割を果たした。

 選挙資金は寄付で集めた。1千円から数万円といった寄付を多数集め、最終的には事前活動と選挙活動を含めて600万円を超える金額が集まったという。漆原さんは「ないない尽くしの中でギリギリでやってきたが、最終的には少し余裕ができた」という。

 最も注目を集めたのが、「ひとり街宣」と呼ばれる活動だ。選挙期間の前、ボランティアが駅前で1人でのぼり旗や看板などを持ったり、チラシを配ったりしながら、街宣するといったものだ。提案があった当初はその効果に懐疑的な声もあったが、最終的には杉並区内にある19駅のすべてでひとり街宣が行われるほどに広まった。

 岸本区長はこう振り返る。

「『とにかく顔を知ってもらうことが大切』と支援者から言われていたんですが、私ひとりでは限界があります。そんななか、ひとりの女性が『私が駅前でポスタ―を持って立ちますよ』と手を挙げてくれて。やってみると意外と好評で他のボランティアの方々も『私も、私も』と広まっていきました。その後、『100人ボランティア大作戦』が立ち上がり、『区内にある全駅を制覇しよう』と取り組んでもらいました」

 こうした取り組みが投票率の上昇につながったと見ている。

 21年の衆院選の投票率は前回から5・61ポイント、22年の区長選でも前回から5・48ポイント上がった。増えた分の多くが、野党系の候補者に流れたようだ。漆原さんは「『投票率を5%上げれば政治は変わる』という実感が生まれた。『区長が変わったんだから、次は議会も』という機運が高まった」と語る。

 今年の統一地方選では5ポイントには届かなかったが、投票率が4・19ポイント上がった結果、自公の候補者が大量に落選する結果となり、改めて「政治は変わる」ことを証明した形になった。

 岸本区長は区内の有権者の雰囲気について、こう語る。

「これまでの区政への不満というのもあったと思いますが、国政では『軍事費を2倍』などといった政策が粛々と進んでいく一方で、子育てや働き方、家族のあり方など、新しいものが求められているのに政治はまったく変わろうとしない。こうした停滞感に対して、政治を知らない人たちでも問題意識が高まっていたように思います。特に女性のあいだで政治家が思っている以上に、国際的なスタンダードであるジェンダー平等や多様性の尊重、気候変動問題への危機感が強まっているのでは」

 自身が体験した変化として、区長選ではこんな変化が起こっていたという。

「保守地盤の強い地域では、自民党員でなくても『自民党が支援する候補者に票を入れるのが慣例としてあった』と話されていた方がいましたが、『それではダメだ』といって家庭内で“静かな革命”を起こして、投票先を変えた方もいると聞きました。保守層が強い地域でも票が取れたことが大きかったです」

 ただ、昨年の区長選では岸本氏が勝利したものの、議会では岸本氏に批判的な勢力が半数を占め、議会運営は苦しい場合もあった。

 そこで岸本区長は、今年 4月の区議選でジェンダー平等や多様性の尊重、気候変動問題など自身の政策ビジョンに賛同する候補者と政策合意を結び、支援した。推薦した19人の候補者のうち、16人が当選し、自公の議席は大きく減少する結果となった。

 議会の変化は起き始めている。5月19日にあった区議会の議長選挙では、最大会派の「自民党・無所属」が推した議員が1票差で負けた。立憲・共産などが投票したと見られる議員は、自民党所属(この後、離脱)で、自民党会派の議員が「事情がつかめない」と漏らすほど波乱の結果だった。

 岸本区長はこう語る。

「区長に当選した当初は、議会でも “針のむしろ”という雰囲気を感じました。私を個人攻撃する議員もいましたが、今回の区議選では女性議員も増え、議会の光景は大きく変わった。政治家は政策を議論し、課題を前に進めていくことが求められている。今後、区長としての実績がより一層問われてきます」

 杉並で起きた「静かな革命」は、今後どのような展開につながるのか。注目が集まっている。(AERA)

 

6月13日 7時58分、東京・銀座の日本料理店「新ばし金田中」。松山政司自民党参院政審会長と食事。10時6分、公邸。(朝日)

参院の審議が山を越えたからという慰労会でしょうか。とにかく・・・・木挽町に創業以来、新ばし花柳界の進取の風を大切に商って参りました。書院から数寄まで趣の違う部屋、床には軸と花、香を焚いてお迎え致します。器に季節を盛り込み、芸者の華添えて、宴に心を配ります。金田中の料理は初代の意志を継ぎ、食い切り料理をお座敷にを基に旬の素材を集め活かします・・…と言ううたい文句で、超高級の部類ではあるのでしょう。貧乏国民には及びもつきません。とにかく、自分の財布は少しもいたみません。

 

6月16日 7時5分、東京・銀座のすし店「贔屓」。井沢吉幸セブン&アイ・ホールディングス取締役、渥美直紀鹿島相談役、石塚邦雄伊藤忠商事取締役と会食。8時26分、公邸。

どういう趣旨の宴席でしょうか?高校とかでしょうか?高校なら開成ですが・・・・・そうでもないらしい。

 

6月18日 2時58分、東京・戸塚町の早稲田大大隈講堂。3時、田中愛治早大総長。30分、早大主催の講演会。4時44分、東京・西早稲田の早大歴史館。視察。妻の裕子さん同行。5時6分、東京・戸塚町のリーガロイヤルホテル東京。宴会場「サファイア」で森喜朗元首相ら早大出身の政財界人の懇親会に出席。6時38分、公邸。

首相公邸での親族の大宴会をしたかと思えば、今度は大学の同窓会。いずれも身内ばかりの話。この人の頭からは、身内のことが離れないらしい。身内でない国民は常に蚊帳の外。身内でない者は平気で踏みつぶしていく。恐らく踏みつぶしている意識もないのだろう。

 

これらの宴席は、何であれ、結局、『身内』の意向を確認するために行っている。彼らにとって大事なのは『身内』であって、私たち『国民』ではない。彼らは江戸時代の大名・悪代官と変わりない意識のままだ。だから世襲を平気で続けるのだ。民主的でありうるはずがない。

      (以上の情報は注記除き、東京新聞『首相の一日』から)

(第11846回)