『幸せなひとりぼっち』(2015年、ハンネス・ホルム監督)

スウェーデンの映画なのだが、感動した。

59歳のオーベ(ロルフ・ラスゴード)は、愛する妻ソーニャ(イーダ・エングボル)を亡くし、会社をクビになってしまい、自殺を図るものの、なかなか死ねない。なぜなら、隣に、イラン人の奥さんとスウェーデン人の旦那が越して来て、死のうと思ったときにやってくるからである。

ちなみに、オーベは、真っすぐ過ぎて「変人」であるがゆえに、近隣の住民から煙たがれている。

この映画の凄いところは、変人オーベの現在を描写しつつ、オーベの子ども時代、青年時代、新婚時代を描き、徐々にその時間的距離を縮めていくところ。そのプロセスを通して、オーベとソーニャの関係があぶり出される。

何ということもないストーリーなのだが、オーベの真っすぐな生き方と、それに寄り添うソーニャの愛が、心に迫ってくる。

とにかく、真っすぐな人たちの愛は美しい

ラストも良かった。