神谷美恵子さんの『こころの 旅』(みすず書房)の中で印象に残った箇所がある。
それは最終章「旅の終り」に書かれている次の文章。
「知能や学歴如何にかかわらず、安らかな老いに到達した人の姿は、あとから来る世代を励ます力を持っている。彼らはおだやかなほほえみを浮かべ、ぐちも言わず、錯乱もしていない。有用性よりも「存在のしかた」そのものによってまわりの人びとをよろこばすところが幼児と共通している」(p. 191)
「有用性よりも存在のしかた」という点が響いた。
「成長」について語るとき、つい「有用性の向上」という前提を置いてしまいがちだが、「存在のしかた」こそ、人間の成長において問われることだと感じた。
それは最終章「旅の終り」に書かれている次の文章。
「知能や学歴如何にかかわらず、安らかな老いに到達した人の姿は、あとから来る世代を励ます力を持っている。彼らはおだやかなほほえみを浮かべ、ぐちも言わず、錯乱もしていない。有用性よりも「存在のしかた」そのものによってまわりの人びとをよろこばすところが幼児と共通している」(p. 191)
「有用性よりも存在のしかた」という点が響いた。
「成長」について語るとき、つい「有用性の向上」という前提を置いてしまいがちだが、「存在のしかた」こそ、人間の成長において問われることだと感じた。