先週、待ちに待った
バカンスに行って来ました。
ロマーニャ州アドリア海に面した
イジェア・マリーナ。
子供達がまだ幼稚園の頃から
かれこれ10年近く
1、2年おきに行く
いつものホテルにいつものビーチ。
たまには違う所へ行こうと旦那が言っても
子供達が嫌がり
結局、ここのホテルに戻るのは
何と言ってもホテルのご飯が3食共に
とーっても美味しいから![]()
加えてホテルの目の前が
ビーチ!のロケーション。
ご飯が美味しく、ビーチまで徒歩0分。
家族経営のアットホームなホテルで
スタッフも長年のお客さんとも顔見知り。
娘の食物アレルギーにも
真摯に対応してくれ、信頼出来るのも![]()
と、すっかり我が家のお気に入りに。
今回は、1週間滞在して来ました![]()


水面がゆらゆらと動いてるのを見ているだけで
自然と気持ちもやんわりと解けてくる。

ただぼ〜んやりと見つめるだけの時間。
何て贅沢なんだろう!
何もしない
雑事を考えない
ただぼんやりと水面を見るだけ

この1年慌ただしく
先にこなす事ばかりの思考回路から
切り離せられなかっただけに
こういうゆったりした時を
過ごせたのが貴重で幸せだなーと![]()
これぞまさにバカンス![]()
散歩の途中、ある光景を目にした。
介助スタッフの人が
障がいを抱えてる方の車椅子を押しながら
まさに海に入ろうとしている所だった。
海に車椅子ごと浸かったと思ったら
スタッフの方が、慣れた手つきで
車椅子から男性をひょいっと抱きかかえて
そのまま浮き輪を付けた男性を海に入れた。
恐る恐るじゃなくて
まるでお父さんが、子供に
「ほら気持ち良いぞ〜」と海に
ばしゃん
と投げ入れるみたいに。
その瞬間、その男性が歓喜の声をあげ
子供の様にはしゃいで
顔をくしゃくしゃにしながら
喜んでる様子を見て
その光景が、特別な事ではなく
余りにもさらりと自然にうつり
何だかこちらまで嬉しくなる。
私達の定宿にも
毎年1人で来る車椅子の男性が居る。
朝早くから
海の家の働き者のおじさんが
高齢にも関わらず
入口から1番近いビーチパラソルの所で
シャベルを使い、一生懸命
砂を平らにならしてる。
パラソルの下まで、車椅子で通れる様
砂浜の上に簡易スロープを付けているのだ。
その光景を見ると
あぁ〜今年もあの人が来るんだなと分かる。
まさに皆が楽しめる海![]()
そういう配慮がとっても素敵だなと思う。
ホテルのベランダからの風景。

ここの海の家で顔見知りになった
高齢のご夫婦がいる。
子供達が小さな頃、たまたまパラソルが
隣りだったのだ。
シニョーラ(ご婦人)は1人だった。
でも顔見知りが沢山居る様で
誰かしらシニョーラが居るパラソルを訪ねては
お喋りに興じてるから
1人でも充分楽しんでいる様子。
往年の女優さんみたいな品があり
ビキニを着ていてもエレガントなんて
ただものじゃないなと、気になってつい見てしまう![]()
赤いリップをさし
金髪のふさふさなショートヘアは
いつもきちんと整えられてある。
ご婦人の事をいつからか
「マダム」と自分の中で呼ぶ様に![]()
最初は、挨拶を交わすだけだったのが
ある日マダムが「良いお子さん達ね」と
話し掛けてくれた。
優雅な見た目とは裏腹に
話してみると、とっても気さくで
ついついお喋りしたくなる。
その内お互いの身の上話まで発展![]()
その翌年また同じ海の家で再会すると
今度は、ダンディーな男性と2人だった。
勝手に未亡人だと思い込んでた私![]()
これは、パートナーかな?と思っていたら
普通に旦那さんだった![]()
その旦那さんがまた素敵で。
高倉健さんみたいな
こざっぱりとした昭和なダンディー。
見た目だけでなく
話すと誠実で生真面目な
でもちょっと頑固そうな感じが
まさにイタリア版健さんじゃない!と
ひとり心踊る![]()
🇮🇹旦那に伝わらないのがちょっと残念![]()
そこから自分の中で、密かに
「マダムと健さん」と呼ぶ様に![]()
本当の名前を知らないから
旦那や子供達まで、私につられて「マダム」と
家族内で呼び始めた![]()
娘が作った砂のお城🏰

聞くと、そこに別荘を購入し
夏になると2ヶ月近く滞在しているとか。
28年間毎年、同じ海の家で
いつも同じ位置のパラソル⛱️を
滞在中ずっと借りているらしい![]()
だから毎回同じ場所のパラソルに居るんだ!
絵に書いたような素敵なご夫婦![]()
でも話してみると
夫婦間のやり取りが、どこか
ウチの両親にも少し似ていて、可笑しい。
マダムは、嫌な事はくよくよ考えず
明日は明日の風が吹く
の
心根で軽やかなのに対し
健さんは、気になる事があると
つい気になってその事ばかり考えて
寝られないとか
それをマダムが嗜めるように
ちょいと小石を投げるかの如く
時折突っ込む所が
絶妙な夫婦のバランスを保ってるんだろうなとお見受けした。
今年は2年振りだったからか
私が声掛けるやいなや
マダムが嬉しそうにハグしてくれた。
私達が帰る時には
またいつかねとお別れのハグをして。
もっと綺麗な海は沢山あるけど
ここのビーチには、思入れがある。
そういうものを持てたのが嬉しい![]()
長文にも関わらず、独り言の呟きに
最後までお付き合い頂き
ありがとうごさいました![]()
