ボローニャの片田舎から呟く

ボローニャの片田舎から呟く

2001年にフィレンツェに語学留学。2011年にイタリア人と結婚し、夫の故郷であるボローニャ郊外の田舎で息子娘と4人暮らし。
イタリアでの子育て、日々の気づき、好きな音楽やファッション等ここでの地味な(笑)日常を備忘録として綴っていきます。

先週、待ちに待った

バカンスに行って来ました。


ロマーニャ州アドリア海に面した

イジェア・マリーナ。



子供達がまだ幼稚園の頃から

かれこれ10年近く


1、2年おきに行く

いつものホテルにいつものビーチ。


たまには違う所へ行こうと旦那が言っても

子供達が嫌がり

結局、ここのホテルに戻るのは



何と言ってもホテルのご飯が3食共に

とーっても美味しいから酔っ払い


加えてホテルの目の前が

ビーチ!のロケーション。


ご飯が美味しく、ビーチまで徒歩0分。



家族経営のアットホームなホテルで

スタッフも長年のお客さんとも顔見知り。



娘の食物アレルギーにも

真摯に対応してくれ、信頼出来るのも二重丸


と、すっかり我が家のお気に入りに。


今回は、1週間滞在して来ました飛び出すハート


真ん中の白いホテルが、我が家の定宿。

遠浅で子供達にも安全な海。

ロマーニャ州のバーニョ(海の家)は
何しろ設備が豊富指差し

トイレや更衣室は勿論。
小さな子が遊べる滑り台などの遊具や
ビーチバレー、ボッチャが遊べるコートに
バールも併設。

冷水だけでなく温水シャワーに
足に付いた砂を流せる足元専用の蛇口(これが地味に有難い)もあり。

ここのバーニョ(海の家)の
ビーチパラソル(ベッド2つ付き)は
1日20€(3,700円位)


イタリア人のみならず
フランス、ドイツやスイス人など
海外からの家族連れも多い。


今年、初めてビーチパラソル🏖️を2つ
(ベッド4つ付き)借りた。

1週間で計280€なり(5万円ちょい魂が抜ける

今までの倍の値は張るけど
子供達が大きいから、もはや必要経費汗うさぎ

各自1人ずつのビーチベッドがあると
快適さが全然違う飛び出すハート

ビーチベッドに寝そべり

JAZZやボサノヴァをイヤホンで聴きながら
ファッション雑誌を読む照れ


本を読む人も多いけど
気が散ってしまい内容が頭に入らず
雑誌の方が、私には丁度良い。




子供達が小さな頃は
砂遊びする子供に頼まれ
何度もバケツに海水汲みに行ったりして

目が離せないから
常にバタバタしてたのが嘘のよう。

ベッドが4つある事で
各々音楽聴いたり
ただぼぉーっと寝そべったり

あぁ〜こんなにゆったり過ごせたの
初めてかもラブ



午前中の海は、特に透明度が抜群。
この日は、波も無く穏やか。


そう言えば、日本では
数える程しか海水浴をしていない。

アトピー肌がコンプレックスで
人前で肌をさらけ出すのが嫌だったから。

それが、夏=海、海!!のイタリア人旦那と
付き合い→結婚する事で、一変した!

確かにイタリアのビーチでは
外見のコンプレックスなんて
どうでも良くなる。

老若男女、痩せていようが太っていようが
全然お構いなしおいでのゆる〜い感じ。

お腹がポッコリ出ていようが
手術痕や火傷の跡があろうが

皆、思い思いの水着をバーン!と着て

この1年、この時を待ってましたー!!
言わんばかりに

ただ海で過ごしたい一心の気持ちで
溢れている。

それだけイタリア人にとって
海は欠かせないものなのだ。

これだけあっけらかんにオープンだと
下手に隠してる方が
逆に不自然な感じに思えてくるニヤニヤ

そのお蔭で長年のコンプレックスが
いとも簡単に取り払われ

まさかのビキニ👙デビューが30台後半!

物心付いた時から
色素沈着の酷い肌を
常に隠す事ばかりに囚われていた私が

まさか海でビキニになる日が来るなんて。
自分でも可笑しくなる。

まさに人生、所変われば…である。
もう今じゃその解放感を手放せない爆笑


午前中、家族皆でビーチパラソルに着くと
私だけまず先に海に出る。

朝10時頃に始まる海岸での
ストレッチ体操に参加するのだ。

若いスタッフがスピーカー持参で
音楽を掛けるのを合図に
段々と人が集まってくる。

無料で誰でも参加できる
ゆる〜いアクティビティ。

参加者の大半が、年配なのも微笑ましい。

水着のまま足だけ海水に付け

音楽に合わせて
時折穏やかに寄せる波を肌で感じながら

海でするストレッチが大好きで
毎朝そこに通う。

ストレッチが終わると
お決まりの散歩へ。

そのまま足だけ海水に浸かり
じゃぶじゃぶと何の当てもなく
砂浜沿いを散歩する。

これは旦那がそうしていたから
私も同じ様にする様になったのだが

多くのイタリア人が、この砂浜沿い散歩をしているから何だか面白い。
勿論お喋りしながら笑


娘か息子と2人で話しながら…
若しくは旦那との散歩も好きだけど


1人での散歩も至福の時。

水面がゆらゆらと動いてるのを見ているだけで


自然と気持ちもやんわりと解けてくる。




ただぼ〜んやりと見つめるだけの時間。

何て贅沢なんだろう!


何もしない

雑事を考えない


ただぼんやりと水面を見るだけ


たまに小さな魚を見つけると
そおっと逃げない様に追いかけてみたり



よーく見ると小さな魚が居るの
見えるでしょうか?

この1年慌ただしく


先にこなす事ばかりの思考回路から

切り離せられなかっただけに



こういうゆったりした時を

過ごせたのが貴重で幸せだなーとおねがい


これぞまさにバカンスラブ



散歩の途中、ある光景を目にした。



介助スタッフの人が


障がいを抱えてる方の車椅子を押しながら

まさに海に入ろうとしている所だった。


海に車椅子ごと浸かったと思ったら


スタッフの方が、慣れた手つきで

車椅子から男性をひょいっと抱きかかえて

そのまま浮き輪を付けた男性を海に入れた。


恐る恐るじゃなくて


まるでお父さんが、子供に


「ほら気持ち良いぞ〜」と海に

ばしゃんアセアセと投げ入れるみたいに。


その瞬間、その男性が歓喜の声をあげ


子供の様にはしゃいで

顔をくしゃくしゃにしながら

喜んでる様子を見て


その光景が、特別な事ではなく

余りにもさらりと自然にうつり

何だかこちらまで嬉しくなる。



私達の定宿にも

毎年1人で来る車椅子の男性が居る。


朝早くから

海の家の働き者のおじさんが

高齢にも関わらず


入口から1番近いビーチパラソルの所で

シャベルを使い、一生懸命

砂を平らにならしてる。


パラソルの下まで、車椅子で通れる様

砂浜の上に簡易スロープを付けているのだ。


その光景を見ると

あぁ〜今年もあの人が来るんだなと分かる。




まさに皆が楽しめる海ブルーハート



そういう配慮がとっても素敵だなと思う。



ホテルのベランダからの風景。



ここの海の家で顔見知りになった

高齢のご夫婦がいる。



子供達が小さな頃、たまたまパラソルが

隣りだったのだ。


シニョーラ(ご婦人)は1人だった。


でも顔見知りが沢山居る様で

誰かしらシニョーラが居るパラソルを訪ねては

お喋りに興じてるから

1人でも充分楽しんでいる様子。



往年の女優さんみたいな品があり

ビキニを着ていてもエレガントなんて

ただものじゃないなと、気になってつい見てしまう目


赤いリップをさし

金髪のふさふさなショートヘアは

いつもきちんと整えられてある。


ご婦人の事をいつからか

「マダム」と自分の中で呼ぶ様に笑い泣き



最初は、挨拶を交わすだけだったのが


ある日マダムが「良いお子さん達ね」と

話し掛けてくれた。


優雅な見た目とは裏腹に

話してみると、とっても気さくで

ついついお喋りしたくなる。

その内お互いの身の上話まで発展チュー



その翌年また同じ海の家で再会すると

今度は、ダンディーな男性と2人だった。


勝手に未亡人だと思い込んでた私笑い泣き


これは、パートナーかな?と思っていたら

普通に旦那さんだった爆笑


その旦那さんがまた素敵で。

高倉健さんみたいな

こざっぱりとした昭和なダンディー。


見た目だけでなく

話すと誠実で生真面目な


でもちょっと頑固そうな感じが

まさにイタリア版健さんじゃない!と

ひとり心踊る爆笑


右矢印🇮🇹旦那に伝わらないのがちょっと残念ちょっと不満



そこから自分の中で、密かに

「マダムと健さん」と呼ぶ様に笑い泣き


本当の名前を知らないから


旦那や子供達まで、私につられて「マダム」と

家族内で呼び始めた泣き笑い



娘が作った砂のお城🏰




聞くと、そこに別荘を購入し

夏になると2ヶ月近く滞在しているとか。


28年間毎年、同じ海の家で

いつも同じ位置のパラソル⛱️を

滞在中ずっと借りているらしい目


だから毎回同じ場所のパラソルに居るんだ!


絵に書いたような素敵なご夫婦飛び出すハート


でも話してみると

夫婦間のやり取りが、どこか

ウチの両親にも少し似ていて、可笑しい。


マダムは、嫌な事はくよくよ考えず

明日は明日の風が吹くブルー音符

心根で軽やかなのに対し


健さんは、気になる事があると

つい気になってその事ばかり考えて

寝られないとか


それをマダムが嗜めるように


ちょいと小石を投げるかの如く

時折突っ込む所が


絶妙な夫婦のバランスを保ってるんだろうなとお見受けした。




今年は2年振りだったからか

私が声掛けるやいなや


マダムが嬉しそうにハグしてくれた。


私達が帰る時には

またいつかねとお別れのハグをして。


もっと綺麗な海は沢山あるけど

ここのビーチには、思入れがある。


そういうものを持てたのが嬉しいピンクハート






長文にも関わらず、独り言の呟きに

最後までお付き合い頂き

ありがとうごさいましたウインク