年金より生活保護がマシだというのは本当なのか(一部のみ)。 | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

こんにちは!

年金アドバイザーのhirokiです。
 
 
・まぐまぐ大賞2021語学資格部門2位と知識ノウハウ部門3位のダブルで頂きました(6年連続受賞)
本当にありがとうございました。
https://www.mag2.com/events/mag2year/2021

8月になりましたね。
なんだか時が経つのが早すぎてビックリします。

今は令和4年ですがあっという間に終わりそうです^^;

ところで今は令和4年ですが、僕としては今は昭和97年と思う事が多いですね。

年金の事を考えると令和4年と考えるよりも、今は昭和97年でもあると頭に入れておくとすぐ人の年齢を出せるからですね…

年金はどうしても年月日がわんさか出てくるものであり、それを元に考えていく場合が多いため、今は令和4年ではなく昭和97年と考えておくと便利です。
ちなみに平成は平成34年とするといいです。

もし昭和36年生まれと言われても、61歳だからもうすぐ年金が貰える人だなあと大まかに把握しやすいのです。

メルマガなどでも年齢の出し方テクは紹介してるので、まだ年齢が苦手で…という人はサクッとマスターして日常に役立てましょう^^西暦の場合も簡単です。

・1度マスターしてしまうと超便利!(令和4年版)何年生まれ→何歳かを瞬時に判断する方法。
https://ameblo.jp/mattsu47/entry-12719286156.html

 

 

 


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では先に8月分の有料メルマガ発行予定記事ご案内です。

・事例と仕組みから学ぶ公的年金講座(月額770円税込み毎週水曜日20時にメルマガ発行)
まぐまぐ大賞2020・2021受賞。
途中で登録されてもその月の発行分はすべてお読みいただけます。

https://www.mag2.com/m/0001680886

 

 

 

8月3日の第253号.第二次世界大戦中に作られた厚生年金の変化と、報酬比例の年金だけではダメだった理由等。

8月10日の第254号.80代前後あたりの年金受給者の年金記録は今とは違う事が多い事例。

8月17日の第255号.更に複雑化した年金繰下げ制度と3つの事例。

8月24日の第256号.年金制度特有であるカラ期間の成り立ちと、知っておきたい重要事例。

8月31日の第257号.受給している厚生年金を在職だから停止する目的と歴史、そして65歳前後の計算事例。



なお、途中で登録された場合も、その月に発行した記事はすべて読む事が出来ます。
 
 
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本日の記事は9月7日258号の有料メルマガで発行予定の内容の一部です。
 
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1.年金より生活保護貰ったほうがマシなのか。
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ちょくちょく年金額と生活保護の額が比べられる事があります。
 
年金と生活保護費を比べて、年金は生活保護以下だと批判されたりします。
 
なので、年金貰うより生活保護を貰ったほうがマシだという声もあったりします。
 
 
金額だけを比べると生活保護のほうが高いケースがあります。
 
特に国民年金からの老齢基礎年金は満額でも65,000円ほどなので、よく生活保護のほうがいい!っていう話が出たりします。
 
なので、年金に期待してないから将来は生活保護貰うわ…なんていう声もあるようです。
 
 
じゃあ将来は本当に生活保護を貰ったほうがトクなのでしょうか?
金額だけ見るとそう思われるかもしれませんね。
 
 
都会あたりだと調べてみると生活保護費は13万円くらいだったと思いますが、特に国民年金のみの場合はそれより低いわけですからね。
 
年金が国民年金のみの人から見ると生活保護は羨ましいと見えたりもします。
生活保護の人がトクしてるように見えます。
 
 
しかし、生活保護と年金を比較する事は適切ではありませんし、とんでもない誤解です。
 
 
生活保護が簡単に受給できるなどと安易に考えてしまうと非常に危険です。
 
年金と生活保護には決定的な違いがあるからです。
 
 
 
まず、年金は自分で保険料を支払って、将来に高齢になって働けなくなる場合に備えています。
 
毎月2万円近くの保険料を支払って(免除期間なども含む)、その期間が最低でも10年以上あれば、65歳から請求して受給する事が出来ます。
 
最低でも10年以上の年金受給資格期間があって、65歳になれば請求して年金受給となるわけですね。
 
今まで保険料を支払ってきたんだし、年金を貰うのは当然の権利ですよね。
保険料払ってきて、支給開始年齢になれば請求して受給するだけ。
 
 
老齢の場合だけでなく、家族が亡くなった場合には遺族年金が保障されたりしますし、障害を負った人には障害年金を請求する事が出来ます。
 
これらは基本的に自分の力で年金の保険料を納めてきたから、請求する権利があるわけなので、受給する人が負い目を持つ事はそんなにありませんし冷たい視線が飛ぶ事もないです(たまに、受給して申し訳ないと思う人もいらっしゃいますが…^^;。
 
 
なので、その人にどんなに他に資産があろうが、自分を助けてくれる扶養者が何人もいようが、年金貰いながら働いてさらに収入増やそうが年金を受給させませんなんて事はありません。
 
年金受給する際に、あなたには10億の資産があるから年金は受給させませんなんて事は言われません。
資産がいくらあるどうかなんて調べられたりもしません。
 
これはまさに保険料を支払って自分で備えてきたからなのであります。
 
なお、厚生年金制度には在職老齢年金制度や失業給付時の年金停止などの一部の制限はあります。
 
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2.その人の状況を徹底的に調査される生活保護。なぜそこまでする必要があるのか。
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では生活保護はどうなのか。
 
生活保護は最低限の生活すら送る事が出来ない場合に、全額税金を使って保障します。
 
生活保護法の条文に「保護は生活の困窮する者が、その利用しうる資産、能力その他あらゆるものを最低限度の生活のために活用する事を要件として行われる」とあります。
 
内容に入る前に、ちょっと考えて欲しい事があります。
 
どうして国民の老後などを保障する時に、税金ではなくて保険料を支払う事にしたのでしょうか。
 
 
みんなに税金で支払えば、みんな公平だし事務的にもわざわざ過去の保険料納付記録なんて管理する必要もなくて簡単です。
 
 
税金というのはもちろん国民が所得税や住民税、法人税、消費税など様々なところで、自分の収入から出す事になりますよね。
 
税金が無いと国の運営ができないので例えば消防車や救急車、警察の人が治安を守ったりしてくれるような事は出来ないので、世の中は治安の悪い恐ろしい世界になります。
人々は自分自身の正義を振りかざし、常に争いの絶えない日常になるでしょう。
 
 
税金が無い世界というのは怖い事ですが、世の中の人はやはり税金は自分の大切なお金からとられる忌々しいものだ…と思いがちです。
 
なので、僕らの税金を国は大切にしっかり役に立つ事に使ってくださいよとなりますよね。
 
 
もし国がわけのわからない事に予算使ったら多くの人々が、俺たちの血税をそんなくだらないモノに使うとはけしからん!って怒りますよね。
そういう批判は常日頃あります。
 
税金の使い道というのは国民にとってはかなり気にする事であります。
 
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で、話を戻しますが、生活保護は全額が税金で支払いますよね。
 
生活に困窮してる人を国が税金を使って保護するわけですが、この時に国としては納税者の気持ちというものに配慮するわけです
 
困窮に陥った人を救済しなければならない反面、ウッカリそんなに救済が必要じゃなかった人に支給するわけにはいきません。
 
 
なので、この人は本当に生活保護が必要な人なのか?という事を調べるために、所有資産がどんなのがあるのか、預貯金はいくら持ってるのか、扶養してくれる親族は存在するのか、若いんだからまずは働くように促す…というように自分の身辺を調査されます。
 
 
そんなに身ぐるみはがされるような事されて、調べ上げられてまさに自尊心が相当に傷つけられる事になります。
 
受給に至ったとしても、
(続きは9月7日の第258号有料版で発行します)
 

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※オススメ有料版バックナンバー
年金支払いに使う計算式が3つになっていった過程等(平成の時代と年金)
2019年4月有料メルマガバックナンバー

https://www.mag2.com/archives/0001680886/2019/4


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8月31日の第257号.受給している厚生年金を在職だから停止する目的と歴史、そして65歳前後の計算事例。


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