貧困になればなるほど人口は増え、そして少子化未婚化に対する偏見の問題。 | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

おはようございます。
年金アドバイザーのhirokiです。
 
 
今の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子供の数)は1.4を少し上回る程度です。
 
人口が増えも減りもしないのが2.08という値ですが、昭和50年以降はずっと2.0を下回り続けていた。
 
 
高齢化の上に少子化まで進行してきた。
 
 
少子化はなんとなくタブー視されていて、政府が本格的に少子化対策に乗り出したのはそれから約30年後の平成15年だった。
 
 
今後の見通しとしては今現在いる1億2千万人の人口は西暦2100年には5000万人程になってしまう。
 
 
日本は減り続けるが、逆に世界の人口は毎年8000万人規模で増え続けている。
 
 
地球が養える人口は75億人と言われていますが、もうとっくにそれは超えて76億人になっている。
2050年にはもう98億人になると見込まれている。
 
今こんな状況なのに、一体50年後100年後はどうなっているんだろうかと日本の少子高齢化よりこっちの人口急増のほうが心配。
 
 
戦前あたりは世界人口は20億人程度でしたが、戦後の人口爆発で短期間にとてつもなく人口が増えた。
 
人口が増えるとまず食糧難の問題が出てくる。
 
 
人口が増えるというのは世界が裕福になったからではなく、アフリカとかはやはりまだまだとても貧困。
 
貧困になるとお金も食料も無いから子供の数は減りそうですが、実際は貧困になるほど子供の数が増える。
 
貧困国にとっては子は労働力の一つだから。
 
 
だからとにかく子が増える。
 
 
多産多死を承知で子を作る。
しかし、医療が進んだりヨーロッパの先進国が過去の植民地支配に対しての反省から様々な支援をすると多産少子型になり、人口が急激に上がり始める。
 
で、発展途上国のような農業国から、先進国のような工業国になると経済が豊かになるから、少産少死型へと人口の形が変わる。
 
そういえば、ユ〇〇フのCMとかで恵まれない子供たちに支援をという広告が流れるが、そんな事より子を増やさない事が大事なんだけどなって思う。
しかし、貧困が無くならない限り人口は増える。
 
貧困と人口増はセットであり、さらに環境破壊も進行させてしまう。
 
 
人口増加は世界が抱える大きな問題。
 
 
 
さて、世界的にとっては人口増加が止まらないから大問題ですが、日本は人口の減少が止まらずにずっと問題になっています。
 
 
まあ、人口が減るのが問題というか、その割合が問題ですよね。
 
 
老人の数が多くて子供の数が少なくなるから、将来の支え手が少なくなるのが問題であり、単なる人口減少において割合が健全なものならいいんです。
 
どんなに人口が減ろうが、たとえば老人人口が5%、15歳から64歳までの生産年齢人口割合が45%、0歳から15歳未満の子供の人口が50%みたいな状態なら別に問題ない。
 
 
少子化なのでこれからも1人っ子家庭というのは増えていくでしょうし、景気や経済が不安だから結婚しないという人も増えていくでしょう。
子育て支援がどうのこうの言われてますが、そんな事より経済の停滞から改善しないと根本の解決にはならない。
 
 
しかしこういう社会の流れの中でこの1人っ子とか、未婚というのはなんとなく悪い事のように世間から見られますよね。
 
 
まず一人っ子はわがままで、協調性が無く、寂しい子で、甘やかされているという偏見が来る。
多数決と同じで、世間において多数を占める人間が勝手にそのように解釈しているに過ぎない。
 
血液型や星座みたいなので人間を区別するようなくだらないレベル。
 
 
群れというのは少数派に偏見を持つ事が得意だから多数を占める中の無能なルールが正しく、それ以外を理解できないししようともしない。
 
異質なものは悪と決めつける。
 
 
さっきの一人っ子で言えば、一人っ子は最も孤独に強いという面を忘れてはならない。
 
一人で責任を負い、期待を背負う。
一人で抱えるプレッシャーを背負い、現代であれば介護問題もある。
 
兄弟がいるところのように責任のなすりつけ合いができない。
群れていれば誰かがやってくれるだろうというふうに逃げる事ができない。
 
自分で何とかしなければならないという自覚があるから、孤独に強い。
 
また、社会においては、役職が上がるとか地位が高くなるほど人は孤独に向き合わざるを得ない。
地位や役職が高くなるとその責任の重さに苦しむという事もありますが、多くは孤独に耐えれなかったというのも大きい。
その面では子供のころから孤独に強いというのは大きな武器になる。
 
 
次に未婚者というのもすごく偏見をもたれやすいですよね。
その他大勢の凡人のマウンティングの対象にされてしまっている。
 
よくメディアなんかは結婚できない男とか結婚できない女を下に見るというか。
「一生独身になる人はこう人!」みたいな、何か悪い事でもしたんだろうかというような事も言われてますよね。
 
 
まあ、大多数の人達にとっては結婚や妊娠出産というのは人生にとってのピークであり、それは天下を取ったようなものなのでなんとなく未婚者がいるとマウンティングをしたくなるのだろう。
 
持てる者が持たざる者に後ろ指を指す事と同じ。
 
 
その他大勢の平々凡々な大衆が唯一マウンティングできる話題なので、メディアとしても数字も取れるからわざわざ大衆受けの話題で溢れる。
テレビなんかがそうですがバラエティとか、あと、ドラマなんかもそういう話題をメインだったりしますよね。
 
 
その他大勢を占める底辺層が共感できる事で視聴率を取るために。
 
だから今のテレビってものすごくレベルが低くなり過ぎて見る価値無いし、テレビ見るくらいならもう全部ユーチューブのほうがいいんじゃない?って思う。
 
 
世の中には沢山の素晴らしい価値があるんですけどね。
 
そういうところに目を向けないのは大衆受けしないから。
 
 
しかし、世の中の偉人や天才と呼ばれる人は生涯独身とか、子を残さない事も多い。
 
ああいう遺伝子こそ残すべきだと思うけど、多くは彼ら彼女らが残すのは子ではなく彼らが生み出す天才的な作品や実績、知恵を世の中に残して、未来永劫世の中に影響を与えていく。
 
 
これこそ本当の奇跡だと思う。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーー

・事例と仕組みから学ぶ公的年金講座(月額770円税込み毎週水曜日20時にメルマガ発行)
途中で登録されてもその月の発行分はすべてお読みいただけます。

https://www.mag2.com/m/0001680886.html


2月26日の第126号.「年金保険料前納の仕組みと、社会保険料控除による確定申告時の年金と税計算」

2月5日の第123号は「令和2年度年金額0.2%増の真相とマクロ経済スライドによる年金価値の下落」を発行しました。

2月12日の第124号は「毎年上がり続ける国民年金保険料の謎と、現在に至るまでの歴史」を発行しました。
 
2月19日の第125号は「年金から税金が源泉徴収される人とされない人の判定と年金計算」

・2月に初めて登録する方は初月無料(0円)で2月分すべてをお読みいただけます。
https://mypage.mag2.com/ui/user/subscription/0001680886?trial=true?=o_n