障害年金を受給するのが申し訳ない? | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

おはようございます!
年金アドバイザーのhirokiです。
 
時々、障害年金を貰う事が申し訳ないと感じる人もいます。
ごくたまに、貰ってる障害年金を自ら止めたいと申し出る人もちょくちょくいたからですね。
もう私は元気になったから要らない!って。
 
障害年金に限らず、自ら年金の給付を止めたい人は申し出る事によって可能。
申し出た月の翌月分の年金から停止する。
なお、自ら年金の給付を停止しても貰ってるものとみなされる。
 
貰ってるものとみなされるのは、例えば労災からの年金も一緒に貰える時は労災の年金は日本年金機構からの年金も貰える場合はやや労災の年金は減額して支給されたりするんです。
 
ところが、その労災の年金を満額貰おうとしても、国からの公的年金を自ら停止しても貰ってるものとみなすため労災の年金が減額されるのは変わりません
 
 
 
にしても、自ら年金を止めたいというのは社会保障で助けてもらってるのがなんだか心苦しいという理由かもしれないですね。
そうじゃない理由もありますけどね
 
 
さて、障害年金は症状が治ったらすぐに支給が止まっちゃうのではなく、支給が決定した時に1年~5年の有期間隔であらかじめ期間が決まります(有期認定という)。
 
中にはもうこれ以上治る見込みがないと医師から判断された場合は永久に障害年金を受給という人もいます(永久認定という)。
 
 
大体の人はその有期なんですが、その一定の支給期間が決まっちゃってるものだからその間に傷病が治っちゃうとその後も貰うのが辛くなるんだと思います。
 
 
それはもちろん違法でも何でもなく、支給されてる最中に治療して治ってもらう事が目的なんです。
元気になってもらったらそれが何より。
 
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それに、公的年金というのは保険料支払ったり免除したりして保険を掛けてるものなので、長い人生の中で「病気や怪我により働くことが困難になった」という保険事故が起こったから、年金を貰うという権利を実行したのでありますので何も恥じることは無いです。
 
 
どんな人にも、病気や怪我で働けなくなったりする可能性は有り、もしくは生まれつき障害をお持ちの方がいます(20歳前の人は原則として年金には加入してませんが福祉的な障害基礎年金で保障される)。
 
 
そういう時に働けないとか動けないというふうになると、自分の価値というものを否定してしまいがちですよね。
 
 
働けない、収入のない自分は生きる価値は無いんだって思ってしまう。
 
 
今の時代はよくね、影響力のある人やコンサルタントの人とかが行動力行動力ってうるさい時代になったから余計に「動けない自分はダメなんだ」って思ってしまうかもですね。
取り残されていく感が余計に辛くなるかもしれない。
 
 
しかしそういう事態も人生の一部であり、これからの人生を見つめるための機会であります。
この世には全て表と裏があるように、「動」の反対は「静」だからどちらも必要なんです。
 
 
僕は思うんですが人生においてなかなか周りと同じようにできないなぁ…とか、先の見えない孤独な闇を歩むことになった時、それは人生の好転もしくは今後の人生において深みを与えてくれる重要な経験だと思っています。
 
痛みを知る人はきっとどんな人よりも味のある人になると思うし、より幸せになれる可能性を秘めてると思う。
 
同じ幸せであっても、感じ方がその他大勢の世間の常識通りのエスカレーターコースを進んでた人が1としたらその10倍は感じるようになる。
痛みや悲しみや孤独を強く経験した分、幸せの感じ方も倍増で桁違いって事ですねウインク
 
 
人生長いんだし、いろいろ寄り道してみるのも悪くないんじゃないでしょうか^^
 
 
病気や怪我で本当に動けなくなった時に実感すると思うんですが、他人は助けてはくれません。
 
それは第三者に限らず、身近な家族でさえそうかもしれません。
金の切れ目が縁の切れ目…じゃないけど。
 
やはり最終的には自分を守れるのは自分自身なんです。
 
 
でも自分を守りたいのであれば、守る選択をすればいい。
そうすると今まで気づかなかった大切なものを見つける事ができるかもしれませんね^^
 
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助けてほしい時は素直に助けて!っていうのは勇気がいりますが、とても大切な事。
僕自身がなかなかそれが出来なかった事だったからここ数年は意識的に直していってるところです。
意識しないと直らん(笑)
 
 
まあ、万が一のことがあって社会保障のお世話になったりすると、権利ばっかり主張しやがって!とか文句言う人も世の中にはいます。
 
酷い人になると、自分の若い頃はなあ!これこれこんなふうに大変だったんだぞ!近頃の連中はなっとらん!って価値観を押し付けてくる。
 
 
もうそういう頭の凝り固まった痛みを知らないつまらない人の常識論は無視しましょう(笑)
 
 
というわけで、障害年金を貰う事をなんだか世間に悪いなあ…とは思わずに、もっと自分を大切にしていきましょう^^
障害年金は、あなたに生きていてほしいという神様からのメッセージですよ!
 
 
逆に、障害年金が必要な人に行き渡ってないというのが問題なんですけどね。
 
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