これからの年金と少子高齢化、そして経済の停滞。 | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

こんにちはー
年金アドバイザーのhirokiです!


衆議院選挙の日ですね。
僕は期日前投票だったですが、なんというか選択肢がね…汗



僕はあまり政治に詳しくはないですが、年金に関してはおよそまともな事言ってるのかどうかはある程度わかります。


一通りユーチューブで党首の演説を聞いてみたんですが、毎回選挙の度に思うんですがまず投票してはならないと思うのは現実性が無い政策を掲げてるとか、単に他の政党の揚げ足取ったり批判ばっかりしてる所は支持しない
あと、大衆迎合的な話も嫌だな…


2009年の旧民主党が大勝した時は一見美味しい話ばかりでしたが、全て満足に達成できず、年金制度に関しても本当にめちゃくちゃにしようとしました。
結局仮にその年金制度が通っても、その新しい年金を受けれるのは40年先とか所得制限がついたりとか結局今の年金制度よりも給付はガタ落ちのものだったからです。
財源もとてもじゃないけど、とんでもない事になっていた。
今の年金制度がどんな経緯で作られたかを知らずに、今現在だけを見た結果招いた大誤算だったと思います。


ただ、僕としては唯一評価できたのは5%から10%への消費税増税です。
まさか旧民主党政権時代に消費税増税が決まるとは思っていませんでした。


消費税増税ではなく今の所得税をもっと上げるべきだもと言われますが、今の累進税率から言ったら十分高すぎると思いますがそれをさらに上げるんでしょうか。
そっちのほうが遥かに不公平だと思いますけどね…



また、今の社会保障の充実や過去の経済成長は国防費にほとんどお金を使ってこなくて済んだから、経済発展や社会保障の整備にお金がかけられたから豊かな世界有数の経済大国になったわけです。
国防費がこんなに低い国は日本くらいです。


ただし、その経済の発展の裏には家庭の犠牲や、非正規労働者の増加という問題も拡大してしまった。
自殺者も多くなり、その中で過労自殺という最悪な問題も起こるようになってしまった。

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いろいろ問題は上げればキリがないですが、この日本がこれからも直面していかなければならない最大の問題は少子高齢化。

少子高齢化はもうすでに50年ほど前から言われてた話でしたが、どんな頭のいい人達が議論に議論を重ねて挑んでも解決に至らなかった問題であり、この現実の中でどのように良い国にしていく事が重要かなと思います。


よく、年金額が上がらない、むしろ抑制の方向にシフトしてるのは国の無駄遣いが大きな原因みたいに言われますが、そんなのはかすり傷みたいなもんで何度も言いますが最大の原因は少子高齢化と経済の停滞が原因。


また、当時は60歳から年金もらえたのが65歳に引き上がったり、年金額が下げられてるのを国家的詐欺とか破綻してるだの言われますが、平均寿命が60代の時の年金制度と今のように80歳超えてる時の年金制度が違うのは当然の話です。


生まれた時代によって公平不公平が生じるのは仕方がない事。


破綻してるんだよ(笑)とか不安を煽る学者や大学教授もいますが、今の公的な年金制度が仮に廃止または破綻すれば、今年金が支払われている高齢者の人には親族なりの私的な負担で扶養をしなければならなくなるだけであり、今の保険料負担の数倍の負担が発生する事になります。



そうなれば、今の賃金が上がらない時代で自分の生活で手一杯の人達が多い中で、老齢になった親世代を扶養するのは不可能です。
まさに共倒れになるでしょう。


破綻論をいかにもって感じで面白おかしく強調してる学者や大学教授みたいな人が、もしそうなったとしても年金が無くなって生活が出来なくなる何千万人の高齢者や大黒柱を失った遺族、障害を負ってしまった人を助けてくれるんでしょうか。



まさにくだらない論破と同じようなもので、私の話は正しかっただろう?凄いだろう?という自己満足な話をしているだけで、その事がどういう結果を招いたとしても責任は取ってはくれはしない。



まあ、破綻しないように平成16年改正で保険料負担の上限を決めて、その中で給付を行うという方向に変えたんですけどね。
簡単に言えば、毎年入ってくる収入の中で支出をやりくりするって事です。

それまでは、必要な年金給付を行うためにそれに必要な保険料を決めるという給付優先の制度だった。
この従来のやり方だったらもう負担が大変な事になっていた。



にしても、少子高齢化はこれからも付きまとう問題ではありますが、先行き不透明な社会になればなるほど先進国は、子供を産む事や結婚する事にブレーキがかかるのは自然の摂理なんだと思います。


時代に適応しようとしている結果。


逆に発展途上国は多産多死を承知で子孫を遺そうとする。

自分としては少子高齢化より、今の日本で人口が2億3億とかなるほうがよっぽど怖いけどね…

さてさて、今回の選挙がどういう結果になるのか、今夜の速報でじっくり拝見したいと思いますニコニコ




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