孤独の痛みと、許した過去。 | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

おはようございます!
年金アドバイザーのhirokiです!


蒸し暑い日が続いてますね。

今年は雨が少ないですね(^^;;
梅雨は結構降ってたけどね〜

たまにはドーッと夏らしく降って欲しいものです。


そんな蒸し暑い夏は僕が一番好きな季節。

なんでかな。


セミが鳴き始めると賑やかになるからだろうか。

自分の子供の頃は虫とか魚、植物みたいな自然が友達でした。


自分が唯一心躍らせる時があった。
虫捕りと魚釣りと、花を育てて観察。
魚釣りはじいちゃんとよく行ってました。


友達と遊ぶよりもずっと楽しかった。


虫や魚がなぜ好きだったかというと観察するのが楽しかったんです。
水槽の中でゆらゆら泳ぐ魚、虫カゴの中でカナブンとかカブトムシが果物を食べてる時とか、コオロギの鳴く美しい音色がたまらなく好きだった。
昆虫図鑑や魚図鑑でどんな種類なのかを調べるのも好きだった。



でも子供心が遠のいていくうちに、いつの間にかそんな好奇心も無くなってしまった。




そんな自分は一人っ子。

一人っ子というのはなんとなく世間から偏見持たれるのが嫌だった。
わがままとか、寂しい人間だとか甘えん坊とか…


また、母は沢山の姉妹(6人)の環境の中で育ったから、自分とは考え方が合わなかった。
価値観を押し付けられるのが本当に辛かった。
僕は大人しくて真面目な性格だった事もあり、やはり人見知りでした。
なんで他の子みたいに活発でないのかそれを理解しがたいものと思われるのかがやっぱり苦しかった。


自分にとって、いつも唯一の理解者はばあちゃんだった。
いつもそっと助けてくれたのはばあちゃんでした。
ばあちゃんが居なかったら人生が本当に狂っていたと思う。



ところで、小学6年から中学3年間はひどいイジメにあっていて苦しかった思い出しかないけど、今思えばよく登校拒否せず頑張って学校行ったなと思う。


イジメにあっても親を心配させたくなかったからずっと内緒にして、一人隠れて泣いていた。
学校でも泣かされた。
何が一番悔しかったかというと、自分の弱さだった。


精神的に限界で何度か先生に話した事もあったけど、結局笑って流された。
先生に話しても無駄な事に落胆して、もう話す事はしなかった。




一人で抱え込まなければならない苦しみとストレスから、よく母とは喧嘩した。


ある日、兄弟多かった友達に「一人っ子は寂しくない?」と聞かれた時は、なんて言えばいいのかわからなかった。
やっぱそんな風に思われてるのが辛かった。
また、一人っ子ではない従兄弟達に会うのも正直苦痛だった。




何事もなかなか周りに理解されずいつも孤独の痛みを感じていた。



勉強も運動も得意ではなく、そしてイジメられる事に対する憎しみや怒り、悔しさ、そして自分の情けない弱さに苦しんだ。



高校生になり、イジメっ子達とはおさらばできたけど、浮いていた。
高校2年の時は完全に浮いてしまい、クラスに友達は居なかった。
休み時間は他のクラスに居た友達の所へ行った。


だから高校生時代って良い思い出も悪い思い出も無く、中身の無い空白の期間だった。



そして迎えた大学受験。
全敗してしまい、でもあのまま終わりたくなくて浪人という道を選んだ。
ばあちゃんと母に迷惑をかけた物凄い罪悪感と挫折だった。
つくづく何の取り柄も無く、今まで人生何かと負け続けて本当に悔しかった。


過去の痛みや弱さがいつも頭の中でフラッシュバックとして蘇り、苦しんだ。
もうこの苦しみからは一生逃れられないと思った。



浪人して初めて勉強の楽しさを知ったものの、結局浪人後の最後の最後に第一志望ではなかったけどなんとか大学進学できた。




進学後、絶対決めていたのは武道をやるって事だった。

自分をいじめた連中をいつか叩きのめす為に強くなりたくて空手部に入ってやると思ってたけど、部活の勧誘で直感的に合気道部に入ってしまった。

だけどこの選択は間違いではなかった。


毎年、何度か合宿があったけど、それがむちゃくちゃキツくて夏合宿なんて胴着が汗でビチャビチャだった。

朝になると立ち上がるのも一苦労になるくらい筋肉痛で、スプレータイプのサロンパス振って痛みを誤魔化しながら練習…というかシゴキに挑んだ。
スプレータイプのサロンパスは必須アイテムでした(笑)



しかし、過去に一人で抱え込んだ過去の憎しみや悔しさ、孤独の痛みが心の起爆剤になり、激しい筋肉痛の中に自分の体力の限界を超える快感があった。



くっそー!!!って、今まで吐き出せなかった思いを全て燃料に変えて、それを燃やし尽くすような感覚だった。
真面目で大人しくあまり感情を表に出さない性格だったから、体力の限界点で思わぬ力を発揮する事になった。



それのおかげで自分がすごい体力のある人間と思われて、良い意味で誤解されました(^^;;

体が疲れ果てた後の打ち上げでのビールは最高でした。
本当に幸せだった。


まあそんな苦楽を先輩同輩後輩らと共に4年間やり遂げた事で初めて仲間と呼べる仲間を持った。
今はもうみんなバラバラになっちゃったけど、寂しくはない。



大学卒業の時、後輩達から花束と寄せ書きの色紙をもらった時、僕は過去の痛み、そして弱さを手放す事ができた。
いや、手放すというか…自分の弱さを認め、受け入れる事ができたと言ったほうがいいのかな。


僕が僕であった事をようやく許せた時だった。


過去に自分をひどくイジメた連中への復讐心とか憎しみみたいな呪縛からも解放されていた。
一生逃れられない呪縛だと思ってたけど。。


きっと、自分が自分を超えたから納得できたんだと思う。
結局は自分との戦いだったんですよね。


また、あの頃の痛みは全く無駄ではなくて、痛みを知ったから人の心を傷つけるような事が何より一番嫌い。
まあ、自分がやられて嫌な事は他人にもしない事ですよね
ニコニコ

とはいえ、傷つけないようにしなきゃ~とはいつも思うけど、結果的に傷つけてしまってすごく落ち込む事ももちろんありますけどね(^^;;
謝るか反省するかしかできん…




さて、今月で父親の36回忌。
僕が生後8ヶ月の時に亡くなったから正直父親ってよくわからないし記憶に無い。。
じいちゃんとばあちゃんのお墓参りも行きたかったけど、今年は父の墓参りでした。


セミのツクツクボウシも夕方になると最近所々で鳴き始め、毎年この蒸し暑い中に夏の終わりを感じさせながら、生物や自然が好きだったあの頃の弱虫だったけど負けず嫌いでもあった自分を毎年思い出させてくれるのでありました
ニコニコ



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