積極的に将来の年金を増やすっ!!(国民年金基金) | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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知れば知るほど奥深い年金制度!
僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

な、なな、なんでいっつもメルマガとブログ書く日が重なるとねー(。A。;)ー!!?
…と、冷静になって考えたらブログは約2日間更新してるからそりゃあ50%の確率で重なりますよね(ー ー;)

というわけで今日は軽めに…


自営業の人の年金は正直手厚くはありません。


国民年金保険料を40年完璧に納めても780,100円(月額65,008円)。

これにセットで付加年金申し込んで月々400円を仮に40年完璧に納めても付加年金は96,000円。
合わせて876,100円。


う~ん…何か年金増やす手は、この間は個人型確定拠出年金をちょっとご紹介しましたが、今回は国民年金基金について(^-^)/

皆さん、時々テレビ広告で見かけません?そして決まりの合言葉!こくみんねんきんきっきっん♫って


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あれって何なんでしょうか。



国民年金基金には地域型職能型というのがあり、地域型はその都道府県に住んでる人がその都道府県の国民年金基金に加入するやつで、職能型はある特定の職種の人が加入する国民年金基金。


何が違うかというと…別に制度的に特に変わんないんですけどね。


まあ、好きな方に加入してください(^^;;

なお、加入したら任意に脱退することは出来ません。
地域型だったら都道府県変わったりしたら脱退しますし、職能型はその職辞めたら脱退します。
まあ、厚生年金加入とか第3号被保険者とか国民年金保険料免除申し込んでも脱退しますが…(脱退して3ヶ月以内にまた新しく何かの国民年金基金に加入すれば希望により脱退前の掛金額で加入できる)


で、この国民年金基金は加入した時点の年齢で掛金額と年金額が決まってます。


中身としてはいろいろ選べるんですが、まず1口目、要するにまず基盤となる基金年金を決めないといけません。


この1口目終身支給される年金タイです。


1口目にはA型B型の2通りの年金があって、どっちかを選びます。
どっちか選んだら変更ができません。
年金は65歳から支払われます。


A型は15年間保証がついていて、B型はそれがありません
保証があると何かなるの?って話ですが、自分が死んだら遺族に一時金が支給されるという点が違いますね


国民年金基金もらい始めてそこから15年間保証があれば、例えば68歳で死んだら残りの12年間もらうはずだった年金を遺族に支払うわけです。
遺族一時金は配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹で生計を同じくしてた人でこの順位で一番優先順位の人が受け取ります
遺族一時金は非課税。
なお、保証期間付きの年金なら掛金支払い中とか、まだ年金貰ってない(63歳とかの待機中の人)人の死亡でもなかなかまとまった遺族一時金が支払われます。


B型は保証無いんですが、年金受給前に死亡するととりあえず1万円の遺族一時金(1口目も2口目以降もB型のみの人)はあります(^^;;はい


で、年金額なんですが、

35歳誕生月までに加入したら月額2万円の年金。

35歳1ヶ月~45歳誕生月までなら月額15,000円

45歳1ヶ月~50歳誕生月までなら月額1万円

50歳1ヶ月~64歳11ヶ月の間だと、加入した時点で月単位で年金額が変わってきます。

じゃあその年齢までに加入すりゃいいね~っていうわけじゃなく、加入時点の年齢で掛金が違うんですよ!
当然年齢が高けりゃ掛金が高くなります。
ただ、上記のように35歳、45歳、50歳~とかで年金額が低くなるのでその分掛金は低くなったりはしますが…


で、1口目を決めた上で2口目を選ぶんですが、結構種類があってA型、B型、I型、II型、III型、IV型、Ⅴ型といっぱいあります。
まあ、2口目は加入はしてもしなくても構いません


で、A~Ⅴ型まで共通してるのは、35歳誕生月までに加入すれば年金月額1万円50歳誕生月までに加入すれば年金月額5,000円となっています。


①A型は終身支給で15年保証付き。

②B型は終身支給だけど保証無し。

③I型は65歳から支給で15年間確定年金で15年間保証付き。

⑤II型は65歳から支給で10年間確定年金で保証付き。

⑥III型は60歳支給で15年間確定年金の15年間保証付き。

⑦IV型は60歳支給の10年確定年金で10年間保証付き。

⑧Ⅴ型は60歳支給の5年確定年金の5年間保証付き。


なお、50歳1ヶ月~59歳11ヶ月に加入しようってならⅣ型とⅤ型は不可。
60歳以降はII~Ⅴ型は不可です。



2口目以降はいろいろ組み合わせができるんですが
、確定年金であるⅠ~Ⅴ型の年金総額が、1口目と2口目含んだ終身年金AB型を合わせた年金額を上回る事は出来ないわけです。


まあ、どのくらいの年金になるのか計算してみましょう(^^;;
もし35歳誕生月に1口目A型終身支給の15年保証(年金月額2万円)、2口目(年金月額1万円)と3口目(年金月額1万円)をとりあえず全部I型の15年確定年金に加入して60歳まで掛金支払い続けたらどうなるか(2口目以降の分は減口や増口は可能)。


65歳から80歳までは年金年額480,000円
80歳以降は年金年額240,000円が終身支給になります。


まあ…老齢基礎年金満額だとしたら780,100円+480,000円=1,260,100円(月額105,008円)くらいにはなりますね。
80歳からは1,020,100円。

年金支払いは他の年金と同じく前2ヶ月の偶数月払いですが、年金年額が12万円未満だと年一回決まった月に過去1年分支払われます

なお、老齢基礎年金とか老齢厚生年金と違って25年以上の年金保険料納めた期間や免除期間が無いといけないというものではなく、納めた掛金分は年金が貰えます。


ちなみに国民年金基金に加入すると、付加年金分の保険料が入ってるから付加年金には加入出来ません


国民年金基金の良いところは掛金全額が社会保険料控除に使えるとこですね
節税効果はやっぱ高いです。

掛金は最大68,000円(年間816,000円)まで。
個人型確定拠出年金の掛金も支払う場合、国民年金基金の掛金と合わせて68,000円。


国民年金基金の掛金支払いは口座振替のみで、その月の分の掛金は翌々月の1日に引き落とされます
納付方法はこの毎月口座振替か、1年前納のみ。

また、国民年金保険料と国民年金基金の掛金を同時に引き落とすという申し込みも可能ではあるんですが、両方のお金を同時に引き落とすとなると口座残高は気をつけとかないといけないですね(^^;;


ちょっとでも残高少なかったら両方引き落とせないから…⬅︎だからあんまりオススメではないです(^^;;

なお、両方引き落とす場合は翌々月の1日ではなく、国民年金保険料と同じく翌月末引き落としになります



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※追記
厚生年金加入者や第3号被保険者だけでなく、免除者は国民年金基金には加入出来ません。

にしても、国民年金基金に加入してて、途中国民年金保険料未納にしちゃった場合は、4月と12月に国民年金保険料納付状況を年金機構に確認の上で国民年金基金から未納にしてしまってることのお知らせが来ます。


それでもなお、国民年金保険料を未納のままの場合は基金の掛金は還付になります
一度引き落とせなかったら、次回もう一度再振替が行われますが、それでもダメなら支払書が送られてくるのでそれで掛金を払う事になります。


掛金は国民年金保険料と同じく過去2年以内の未納分は支払う事は出来ます。
だけど、国民年金保険料支払ってからですよ~(^^;;


というわけで今日のブログはこの辺で!

今日のブログ軽めに書くつもりが結局長くなってしまったー(。A。;)ー!!
ホットアイパックぅぅぅ!