近いうちに親父の一周忌がある。
親父が亡くなって、もうすぐ一年が経つんだなぁと感じる。
うちは代々先祖を守ってきているので、親父以外でも祖母、祖父、そして曽祖母の法要も兼ねることになった。
今回の法事はお袋が中心となって計画を立てたので、声をかける人など、お袋の気が済むようにと考えた。
色々なことがあったが、親父に対してはまだ自分自身で頭の中が整理出来ていない。
親父も親父なりに精一杯やってきたんだとは思う。
子供の前では強くて、弱みを見せない。力と権限で押さえつける。それは親父の父親である祖父も同じであった。
私はそんな父親像をボヤーっとではあるが描いていた。
自分はそんな親父を反面教師として、自分の子供にはと考えたことがすごく多いと自覚しているが、でも息子はやがて父に似るということを聞くので、やがて自分もそうなるのかも知れない。
ところで私は子供の頃より、思い描いていた父親像がガラッと変わった映画があった。
1987年に公開された「オーバー・ザ・トップ」である。
この映画は、事情があって10年以上も音信不通だったトレーラーの運転手である父親が、病床の妻からの言葉でエリート学校を卒業した息子を迎えにいく。
裕福な生活をしていた少年にとって、父親の言葉や食事など、すぐには受け入れられない状態だったが、少しずつ心が溶け始めていく。
しかしアメリカを横断するトレーラーでの旅の終わりは悲しい出来事が起こり、さらに息子も奪われてしまう。
まぁ、これ以上は書き控えることにするが、ただ息子も父親の気持ちがわかることになる。
実際に映画館で見終わって思ったことは、自分もこんな親父になりたいと感じた。
今、もう一度見直したら、どんな感想を持つのだろうか。
法事が終わった後にでも見てみようかと思っている。



