北海道のとある場所です。
山からの水が流れていて、以前も書いた通り、水のあるところには植物があります。
今の時期は大体の葉っぱが散ってしまい、元気なのは笹ぐらいですね。
なんとこの近くにこんな看板が・・・
世界的に見ても、クマの仲間が生息しているところは自然が豊かなところなのです。
北海道に住んでいるエゾヒグマは肉食動物の仲間に分類されていますが、実際に食べている物は植物が多いのです。山菜が中心で、他に捕獲出来れば動物も食べますけど、ネコ科のような専門的なハンターではありません。
時期によってはドングリなどの木の実を食べたり、川魚を食べたりします。また昆虫やアリなどを食べる事もあります。
この辺でよく見られる松などの針葉樹は、冬でも葉っぱが散りません。
でもここの場所は針葉樹が少ないところでした。
ということは、春先の葉っぱが生い茂る前には、地面は太陽の恩恵を受けて、さらには雪解けの水も手伝って、水分が豊富な山菜がたくさん出てきます。そんな柔らかい山菜を食べるのがヒグマなのです。ヒグマには縄張りがありますが、ヒグマにとっても山菜も食べ頃と言う物があり、全てを食べ尽くす前に旬の時期を過ぎてしまう物が多く、食べ尽くされる事は普通に考えるとありません。やがて樹木に葉っぱが生い茂ると、低い位置の植物は花を持ち、昆虫を呼び寄せます。
それによって多くの小鳥たちも子育ての時期を迎えるという形です。
その後、樹木に実がなって、落下するとそれをヒグマが食べたり、リスやネズミが持って行きます。リスやネズミは地面に植えて貯蓄しますが、多くの実は忘れ去られて、そのまま発芽します。ちなみに自然落下した物と、動物が一度かじってから埋められた物とでは発芽率が大きく違うと言う報告があります。また規則正しく植えられないからこそ、発芽しても育つ物と、育てない物があったり、風害や雪害で倒れたとしても、そこには枯れ木を分解する生物が集まり、それが多くの生き物を育みます。
自然界に無駄な事はないと言います。
さて、今回の写真はつい先日撮影したんですが、もうすぐ初雪だと言われているこの時期ですから、街中には虫が減ってますけど、ここには小さな虫がいて、撮影する時にはまとわりつかれるほどでした。
生き物がいるところには食べ物があります。また食物連鎖の頂点にいる動物でなければ、それらを補食する動物もいるはずなんです。
どの生物も他の生物を育むためのピースになってる物です。
ただこの場所で残念だったのが、水が濁って異臭がしていました。
もっと上流には何かあるようです。
この水では魚や水生動物は生息出来ないでしょうね。
と言う事は、ピースが欠けて来ていると言う事ですよね。
つまり、水生動物を頼りにしている魚が住めなく、魚を補食するカワセミのような鳥もいなくなったと言う事です。それだけですんでいるのでしょうかね?
一つの問題を書かせていただきましたが、考えて行きたいことや改善した方が良いという事はないでしょうか?
これを読んでいる皆さんはそれぞれ立場が違うと思いますので、こうしようと言う提案は出来ませんが、どこか心の角にでも置いていただいて、時々考えて欲しいと思います。