前年の秋に育ててきた野菜には
前年に収穫また年を越してからの収穫を経て
単に収穫というだけならそれで終わりです。
人が手をかけて野菜を育てるという事は
収穫だけで終わるというのはどうでしょうか?
自然界であれば
実りとともに花を咲かせ
何らかの方法で次世代への継承が行われます
それを人が断ち切ったままでいいのだろうか・・・
例えば
GM種子(苗)は採種する意味がない・・・論外
F1品種(一代交配種)は継代してもその世代で終わりです
仮に種子を継代しても親世代と同質には育ちません。
かけ合わせた(=交配させた)ほうのどちらかに偏り
かけ合わせたことによる活かせた特質が発現しない
だからF1品種を育てるにはF1品種のタネを
栽培の都度入手する必要性が出てきます。
それは種苗生産企業が担い
農業従事者が自家採種をする手間を省く・・・
という意味では従事者の負担軽減になるでしょうかね
自家採種するか都度入手(購入)するかは
従事者自身の選択自由ですからね
ただ・・・私ならば
植物も生き物ですから・・・
野菜や穀類を食し
人がその生命力を糧とするのですから
せめて還元は必要かと感じています
それならば
GMやF1も同等なのでは?
自然界での交雑や淘汰の末に派生した品種なら
自然の理に反しないのでは?
人為的に遺伝子まで操作されて
自然交配では存在しない品種はどうなんだろうか?
これが人ゲノムであれば倫理上問題視されるのに
植物あれば問題ないのか?
この辺が全然納得できず理不尽を感じるから
心が痛い・・・