志向とは・・・心ある目的に向かう

 

意外とこの「志向」という文言は

軽く扱われている場合があるかもしれません

 

つまり傾向の代名詞的な扱い?

 

例えば「自然派志向」なんかもそうですよね

志向と謳うのだから「心」・・・信念を添えたいよね

つまりブレないで拘るが意地を張らない

 

食品加工品しても

野菜にしも然りで添加物が多い

選り好みできない懐事情があるかもしれないけれど

この部分は譲れこだわりを以って厳選したいものです。

 

何のことを指しているのかといえば

今回のタイトル「本物志向は嗜好だよ」に関連して

調味料など身近な食材や加工品に関しての志向

 

我が家はまず

主食のコメは自然農法米です。

 

これはね私の体験から感じたことです

入院中かなりの食事制限が課せられていました

緊急搬送から10日間意識不明を経ての生還

 

栄養は点滴のみで体はミイラの如くやせ細り満足に歩けない

食事できるようになっても

のどの機能も低下していたから固形物厳禁

出されるものは全てペースト状態で配膳され

煮物にですら具の形すらなく

添加物でトロミをつけたものだけの毎日でした。

 

でもね・・・

人間から咀嚼という行為を省かれたら力がつかないです。

おまけに歩行・喉のリハビリの毎日から

やっとトロミ付け食事の解除になり

固形物や飲み物を食せる許可がおりて咀嚼できたとき

これで体力が戻せると感じていました。

 

ですが食べたい意欲に比べ

内臓(消化器官)機能が追い付かず

嘔吐や絶食を繰り返していました。

 

焦っていたのでしょう・・・

食事して栄養摂取できなければ退院許可が出なかったから

 

それでもお腹は空けば食欲も出てくる

体の調子に合わせて食事してみても元気が出ない

そんな折

自然農法のうるち米ともち米を混ぜたおにぎりの差し入れ

冷めていたけれどそれを食べたとたん涙が出た

 

心の底から「おいしい」と一口づつ噛みしめて味わい

その咀嚼に「生きている」と心から感謝した一瞬でした。

 

何気ない普段の生活から感謝・感激は薄いかも

だけどドン底にいるときこそ物の価値やありがたさを強く思う

本当はそれを忘れないで持続することが大事だけどね

 

退院後

食卓の調味料から料理に至るまで

少しづつ意識するようになってきましたね。

食は人の生活から切り離せないものだけに

贅沢しなくても必要なところには出費もやむなし

 

自然農法米は市場のコメより高価

今では買い占め騒動の余波もあり市販より割安いかも(;^_^A

 

調味料も

お酒は料理用とはいえ市販品でも上撰だけを使い、

砂糖・酢・醤油は自然農法農産物の加工品です

お茶も自然農法の茶畑から摘み取られたほうじ茶か

常備切れの一時しのぎは自家栽培の乾燥ローゼル

 

本来、醤油などの仕込みに使われる素材はシンプルで

余分な添加物などはいることないのですが・・・

 

我が家で愛用している醤油と酢です

 

醤油の消費量は多いので欠かしたことがないです

そして醤油ラベル裏に記載されている成分表示です

 

こちらは純米酢の成分表示

ただ・・・

お酒と味醂は高値なことから躊躇いのほうが勝っているも

何れ調味料を一通りそろえていきたいですね。

 

自然農法を始めた当初は

これら加工品の流通量以前に製造量が少なく稀少品でした

 

今では普通に変えるほど産地・流通量も増えて

料理ではおなじみの醤油・酢・味醂・砂糖以外に

ディップ・ソース類・油(オリーブオイル・菜種油)など

種類が豊富になってきました。

 

小麦の栽培も増えてきたようで

中華・パスタ・うどん・そばなどの乾麺など

 

生産・製造でいない部分が賄えられるのはありがたい

志向は本物嗜好へ・・・強い思いは形になる

 

こんな拘りも良いんじゃないかな