紅葉・梅・桜など
手で揉んで細かくできる枯葉が身近に手に入るときは
腐葉土生成用の手製(DIY)木箱に入れて詰め込み
水分を加えながら圧縮させて枯葉を積む・・・
これを交互に繰り返し発酵を待つこと1年
この自家製腐葉土の生成方法は
ブログのアーカイブ(2012)を検索すれば見つかります。
自家生成した腐葉土と園芸基本用土の赤玉土・畑の土を使って
オリジナル比率で配合し苗土を用意していました。
余った土は空いているプランターに入れて
それでも容量が足りない場合は
黒土・鹿沼・ピートモス・バーミキュライト・パーライトを
独自の配合割合で培土を生成しタネをまく・・・
タネは花や野菜のタネをランダムに幕き
枯れたら敷草にして次回タネをまく時に漉き込みます。
(下の画像参照)
このサイクルは
畑の土を園芸用に代替しているだけで
畑であろうとプランターであろうと
無肥料無農薬栽培の環境は一貫しつつ
腐葉土以外は何も足さない何も引かない状態です。
昨年末の開花始まりから
必ず一輪づつ花を咲き続けているカレンデュラです。
今では腐葉土生成に欠かせない要の枯葉が手に入らず
仕方なく市販の腐葉土で我慢している状態ですね。
※市販の腐葉土は前回の記事で紹介済み
だったら畑で育てている
レモングラス・コーンフラワー・シソ類を刈り取って
苗用の腐葉土を生成する方法もあります
できれば・・・それは物量的に難しく
レモングラスは畑の敷草に使い切ってしまいます。
自然農法では堆肥を使うことがありますが
「堆肥の認識」が厳格というか明確なんです。
一般では
肥料・発酵成分と腐葉土を混合して腐熟しても
総じて堆肥と呼んでいることが多いです。
ですが・・・
本来、堆肥は肥料成分をほとんど含まず
枯葉や枯れ枝が微生物分解と時間経過の末
腐熟に至り堆積した状態を堆肥と定義しているようです。
自然農法を取り組み始めて混乱するのがこの部分かも・・・
自然農法は地力をふんだんに活かす栽培手段ですあら
肥料・発酵菌類(栄養成分)投下に依存していませんね。
このシンプルな栽培方法が究極なんだと感じ
土・環境・野菜(植物)に優しく
土壌環境を含めて再生可能な栽培方法だと思います。
では堆肥は常に必要か・・・・そうじゃないと思います
地力が上がるまでの補助的な役割であって
基本的には土(土壌)を温め・固めず・乾かさない・・・
この三通りの状態を保つために使用します
自然農法を実践しているうえで私自身が思うのは・・・
わざわざ堆肥を生成するためだけに
畑の中に枯葉や枯れ草を積む場所を設けなくてもいいかも
野菜の収穫時に出てくる残差(葉・茎・枝・タネ殻)等を
株間や畝間収穫で掘り返した部分の被覆に使えば
それがやがて分解されて耕土に還元されるので
堆肥投入と同等と認識しています。
この還元サイクルを上手に利用すれば手間いらずかと・・・
それと補足で
アブラナ科の調理残債は畑に戻すか否か・・・
これは適切な処理が必要かと思いますよ
生のまま畑に戻すとか土中深く掘って戻すのは
多分お勧めできないです
まずアブラナ科は窒素を多量に含み水分が多い
そのまま漉き込んだり埋めたりすると十中八九腐敗します。
自然農法を実践し続けている中で
病害虫被害が発生していないということは
土中細菌の均衡が整っている状況と想像できます。
そこに腐敗菌発生・増殖という要素が加われば
均衡を保つであろう日和見菌が腐敗菌と同調するでしょう。
これはああくまでもありうる推測です
土中菌の働きは未知数ですから
現状維持が適切なら火に油を注ぐことはしなくてもいいかも
ではどうするか・・・
自然農法農産物であっても
凍害や寒害で腐った種芋類は防疫の観点から処分相当ですが
葉・根。茎・皮・蔕程度なら細断して乾燥させて撒く
それというのも
幼いころ祖母の家に行ったとき
敷地の裏にある畑は
母屋の台所勝手口から出て直ぐの所にあるから
野菜くずを何でもかんでも投げ入れていた
その結果・・・
畑に近寄ると「酸い」というか不快な匂いが鼻につく
これがトラウマになり残渣投下には抵抗があるんです
どうしてもというなら・・・
ここまで乾燥させて撒く・・・ただし絶対に漉き込まない
できれば耕作部分じゃなくて
通路部分など乾いて分解しやすい場所がいいかもね



