ローゼルの収穫がそろそろ終わるかもしれません

寒さが苦手な南国野菜

本州関東以西の太平洋側でも冬は可なり寒い

 

もっと早くから栽培していれば

たくさん取れたかもしれません

 

ただ・・・タネが多い(;'∀')

 

欲をかいて沢山栽培すると

栽培しきれないほどのタネができてしまいます。

 

 

収穫してきたローゼルから額を外しタネを抜き取ります

自作のタネ抜き器を製作し

莢実を抜き取ってみました

 

こんな感じですね

抜き取り用芯棒の径が細かったようで

この辺が一番の改良点ですかね

 

持ち手に使った木材パイプには既製品を使ったので

それに見合う芯棒を選んだため径が小さくなった

 

持ち手からすべて自作出来たら

思い通りのものができるのだけけど・・・(;'∀')

 

話を戻して

 

剥いた蕚(がく)を乾燥させます

 

抜き取ったほうの莢実も乾燥させます

これ全部自作の器具で抜きました

完全に乾燥する頃には中のタネも熟してきます。

 

採種のタイミングは

莢実乾燥が進み枯れ始めると

莢先が裂けはじめて中の黒いタネが見えてきます

 

莢実が枯れすぎて砕けると

採種後の殻除きが面倒なので

形が残っている間のタネを取り出します。

 

ただ・・・莢先が相当とがって硬いので

指に刺さると痛い( ノД`)シクシク…

莢先を触らないように莢を1辺づつ外側に開き

莢先を下向けて横から指ではじくと

振動でタネが勝手に落ちてくれます。

 

小さいバケツまたはボウルを準備し

容量の8分目まで水を入れておきます

集めたタネ全部を水に浸して

軽く攪拌して3~5分ほど待つ

 

水面に浮いたタネを取り除き

底に沈んだタネだけを回収します

この工程が自家採種と選別の手順となります。

 

 

あとは濡れたタネを日陰干しで乾燥させてから

紙袋などに入れて保存

水分の蒸散が不安な場合は

念のために

乾燥剤を忍ばせおくと湿気対策に効果的です。

 

アオイ科の中でも

オクラの種子寿命(種子の発芽力が途絶える期間)は

適正な保存環境であれば概ね5年といわれています。

 

ローゼルの場合

保存期間が3年経過したタネでも

充分発芽に耐えられるので

同等かそれ以上の寿命があると思われいます。

 

同じアオイ科でも

綿花の場合は抑々の特性として発芽率が低いため

タネを保存した場合は

概ね1~2年経過が限界かもしれません。

 

今回のローゼル自家採種で継代7年を迎えました