自然農法の野菜を育てる意味
それは「野菜を作る」ではなく
「土を育みながら野菜を育てる」ことです。
ですが育てるだけでは食べきってしまえば終わりです。
だからタネを採ります。
今のところ固定種だから許されることで
此処にさえ規制・制約が付帯されてしまうと
日本の農業は確実に衰退します。
いや・・・
日本のみならず世界の農業が衰退します。
タネは農業を営む者にとっては貴重な宝物なので
それを限られた企業だけが独占することはおかしい。
収穫した果野菜からタネが採れない・・・
実った果から取り出したタネが栽培に使えないことは
自然の理(コトワリ)に適っていないと思うから
タネを守ることに関して
考えたことは二通りあります
・自家採種をしながらシードバンクを立ち上げること。
・固定種の栽培と自家採種を繰り返し種子を販売に充てる。
前者は個人で賄うには規模が大きすぎて実現不可
後者なら種苗業として運営可能と踏みました。
そのために種苗専門のオンラインショップを立ち上げ
自らは菜園で自家採種に奔走する。
年を経るたびにアイテム数を増やしつつ、
継代年数を確実に伸ばしながらタネの質を上げていく。
新たに加えようと今年目指した品目が、
ウリ科のマクワウリとキュウリ2品目です。
後しばらくすれば
採種用に選抜したキュウリが完熟してくると
キュウリの採種もある程度の量が賄えるれるかもしれません。
※選抜を見誤ってタネが未成熟な果を
採種果に選んでしまった手痛い過去の経験があるけど・・・
ウリ科の加えて
アオイ科の五角オクラやローゼルの販売もできそうな気配です。
早速
マクワウリの種子販売用パッケージを試作しました
※こちらのデザインおよび添付画像の意匠は
自社(ジオテッ/Seedshop TIERRA)に帰属しています。
(転用・転載禁止)
全体のデザインはExcelのワークシートで配置を行い
販売に際し必要な項目の記載欄(入力箇所)を極力減らし、
全体のレイアウトをフォーム化しています。
最初はマクロ化してみようと試みましたが
栽培カレンダーのフォーム化で頓挫してしまいました。
このフォーマットから
印刷をA4横に指定してプリントアウトし
外枠の線に沿って切りだしたあと、
要所要所を折り曲げて糊付けすればパッケージの完成
パッケージも手つくりながら
中に入れるタネも採種~選別に至るまで自家生産です。
つまり全てが手つくりということで
ただ印刷だけが
用紙選定にバリエーションがなく自前プリンター頼りです。
そのため仕上がったパッケージは簡易仕様に過ぎず
防湿・防水・遮光処理にならないのが難点ですかね。
適期に蒔くまでの
補完と分類が叶えばそれでいいので
今のところ上位仕様を望むのは経済的に無理でしょうね。

