玉ねぎの栽培で一番困ったのは

F1品種を筆頭とした改良品種が多いこと

 

毎年、FI品種の苗を購入して作付けるるも

消費で終わってしまいます。

 

固定種を使うなら

タネ球根を残してから球根植えののち

開花結実を経て自家採種する段取りを踏みます

 

自家採種を念頭に置くと

採種のたびに形質が異なF1品種はどうしても難しい

 

そこで

固定種のタネを撒くのですが、いつも出遅れます

 

夏の収穫繁忙期にかまけて

玉ねぎの種まきが遅れるから苗の生長が遅れがちになり

結局幼い苗を植え付けるから大きく育たない

 

玉ねぎの種まきは8月下旬ごろが目安です

それを約一ヶ月半ほど前倒してタネを撒いてみました。

一応昨年蒔いた残りを蒔いておき

次回をは八月上旬にまき、最後は適期の8月下旬に蒔く

 

たまねぎは消費量が多いので、沢山あっても困らないです

その代わり

保存ということを真っ先に考えますから

早生や極早生では保存が難しい。

中生~中晩生~晩生の中から貯蔵性に優れた品種を選びます。

 

そして

栽培地に気候環境に近い地域原産の品種を選び出します

 

固定種の玉ねぎは数が少なく

「選ぶ」というほど種類が豊富でないため

おのずと育てる品種が決まってしまいます。

 

品種は「泉州中甲高黄大たまねぎ」と長い名前ですが

(せんしゅう ちゅうこうだか きだい)と読みます

 

泉州とは日本の地名(地域名)のことで

大阪府南西部一帯を指すようで

 

この品種の由来は・・・・

 

明治19年ごろ大阪府泉南郡田尻村の今井佐次郎が

イエローバンダース(おそらく西洋種)から改良を施し

日本の気候風土に適すように育成した品種とのことです。

 

特徴は・・・

中甲高ということは、丸よりも少し縦長に肥大しまり

結球は中程度と大きくやや硬めながら瑞々しく甘い

 

残念なことに貯蔵性に乏しいとのことですが

育ててみた感じはそれほど乏でもなく

育て方と貯蔵方法に一工夫する・・・といったことろ

 

 

あわよくば

収穫した固定種の玉ねぎから自家採種して

そのタネを使って再び固定種の玉ねぎが育てられたら

此処がゴールです。