ステビアはハーブの一つに挙げられ
抽出される甘味成分(ステビオサイドA)は、
体内に吸収されない天然甘味成分ですよね。
これを活用して野菜の甘味を増進させようと
栽培を繰り返してきました。
処が、
抑々の原産地が中南米地域に生息する野草ということもあり、
暑さには強い多年草というのが最大の特徴ですが、
その反面、寒さに滅法弱い植物なんですよね。
ですから、
四季のある日本では越冬が最大の難点となります。
露地栽培するキク科の植物は
概ね開花が終わり秋に向かって寒さが増すと枯れます。
ステビアもキク科多年草ですから
根が生きていさえいれば、
春暖かくなると芽吹く可能性があるかも?
・・・と思っていました。
ハーブの栽培ですから、
無肥料無農薬栽培が必修事項とはいえ、
露地栽培越冬を試みてみると
目論見はあっさりと断ち切られ、
植えては凍害や冷害で枯れるの繰り返しでした。
ここから先に語るることは
全く偶然の産物?・・・という出来事でした
撤収する羽目になった(…二転三転した結果)圃場に、
前年の春頃ステビア5株を定植し無事開花結実しました。
一応自家採種した以後に株が枯れたので切り戻して、
あとでわかるように支柱を立ててマーキング。
露地植のまま冬を迎えることになりました。
案の定、寒さ到来とともに枯れただけと信じ、
念のため株が植えてあるある周囲を枯草で被覆し、
冬越しの手はずを整えました。
翌年は撤収に伴い主だった植物を掘り上げていた最中に、
繁茂する雑草をかき分け目印の支柱付近を探っていると、
根元から若々しい新芽が出ているのを発見しました。
(下の写真)
喜び勇んで手持ちのポリポットに土ごと仮植えして、
自宅に持ち帰ってから鉢苗に仕立てました。
その株は、夏を迎える頃には見事な草丈に生長し
結果、見事越冬に成功したという次第です。
その後は、根の発達に合わせて鉢替えを2回繰り返し
今は立派な草丈になるまでに育っています。
この鉢植外側から生えてきた若い茎を摘みとり
先端から10~15cm幅に切りそろえて挿し穂苗にします。
初夏のころというのは
挿し木苗を育てるには時期が遅いので
暑さで枯れる可能性があるかもしれないと思いました。
でもその心配なく全て発根していました
しかも
土に挿してから1週間ほどで発根しました。
若い茎が出てきたら
その都度土に挿す作業を繰り返し
ステビア小苗を増産し秋に植えつけれるかもしれない。
楽しみですね!(^^)!



