本来なら自然素材でDIYしたい・・・

そうはいっても化学製品だけを毛嫌いし廃棄に至れば

それはそれでごみを増やすことになり

地球にやさしいとは言い切れない

 

最小限に抑えるためには

別な用途で再利用するのが良いのでは?

直接圃場(土壌環境)に影響を及ぼさない打開策とは・・・

清濁相交えて

 

  アクリル板の特徴

平たく言えば

「メタクリル酸エステル」または、

「アクリル酸エステル」と呼ばれる有機化合物の分子が、

重合して生成される化合物です。

つまり

もっと端的に言うなら「石油由来の化学合成樹脂」です。

 

この製造方法には2通りあるようですが、

おおまかに「押し出板」と「キャスト板」があるようです。

それそれ利点と欠点があるみたいですが、

専門家ではないので詳細部分を端折ります。

 

いずれにせよ

アクリル板は製造過程よる品質の差異があっても・・・

主な特徴は以下の通りのようです。

 

  • 硬度を高くする事ができる
  • 可視光線透過率(約92%)に優れ最も透明度が高い
  • 加工が容易で切削、曲げ、接着、熱成形など手法が多彩
  • 同等サイズのガラスよりも軽く持ち運びが簡単
  • 太陽光や雨風など環境条件に強く変色や劣化が緩やか

 

一方、同じ価格製品の中でも

ポリエチレン容器のような合成物質などは

紫外線劣化を起こしやすく

一度細かく砕けてしまうと土壌に混ざり

微細粉が一度混じると除去が難しく厄介のようなのです

 

 

  化学製品を上手に使い分ける

石油由来製品を使用したくないといっても

現状は簡単ではない

 

使わないことに越したことはないけれど

水桶・バケツ・ひしゃく・ジョウロなど

水やりに必要な道具のほとんどは

自然素材を探すほうが難しかもしれないね。

 

自然素材つまり全てが木製品となれば

化学製品に比べ価格が高くなり数も少ないでしょう。

自作すれば賄えるかもしれないけれど

水を貯める樽や桶の製作は

熟練の木材加工技術を要すのじゃないかな

 

化学製品をなくすことができなくても

代替できる自然素材(木材・竹)や天然由来再生品などを

積極的に取り入れ駆使して

化学製品依存を減らすように心がければいいのかもね

 

 

  アクリル板と木材の調和?

木材は朽ちれば土に還るし炭(燃材)になります

そこで考えた・・・

 

木材を主材料にしてに温室を作ろう♪

 

畑に設置するとなれば大掛かりになるので

まずは自宅用簡易温室の製作に取り掛かりました

 

使用するのは建材・・・これは廃材を使います

そして大量に手に入れたアクリル板

 

温室の骨組みは地道に確保してきた端材・廃材の中から

1×4建築用木材をチョイス

骨組みを覆う素材は風を遮断し採光率の良い素材に

あえて農業用ビニールにせずアクリル板を選択しました

 

  製作過程

まずはJWCADを久しぶりに活用し

簡単な三面図を製作しました

 

天板のサイズが

正面図と側面図では異なっている部分あります

傾斜をオフセットで線引きして図面実寸で寸法表示

平面実寸との誤差が修正できていません

 

ま~~~図面は後付けのようなもので

実状は既に骨組みの製作が終わり

あとはアクリル板を張り付けるだけの状態です。

 

 

ベランダに置くため雨ざらしにならないとはいえ

一応温室が完成して苗を置けば

水やりした時に骨組みの木材を濡らすと思うので

木材外部用防水・防腐・防虫塗料を塗布しています。

 

塗料は水性ですが多用途を避け

浸透性と木目を生かすことができる屋外木製用を使い、

(塗装色はウォルナット)

 

あとはアクリル板を周囲に張り付けるだけなのですが

材料の切り出しに少々てこずっています(;'∀')

 

次回は完成品が拝めるかな?

つづく