やむを得ない事情

圃場の返却に伴い

植えてきた作物や植物を撤収せねばならず

片付けるもは片付けつつ

必要なものは掘りあげました。

 

その中には

枇杷・レモングラス・ジャーマンアイリスも含まれ

本当は地植えしたままにしておきたかった

レモングラスの株を回収しました

 

  レモングラスの特徴

レモングラスは東南アジア地域原産の植物

亜熱帯育ちだからこその多年草

日本の寒さには耐えられないので

基本一年草扱いとなります

 

そのため

地植えしたままの越冬は

国内の暖地域に該当する一帯であれば

植えたままの越冬も容易かもしれません。

 

それ以外の中間地一帯はそうもいかず

寒冷地・冷涼地では地植え越冬が難しでしょうね。

 

中間地でも微妙で

偶々暖冬になった年の越冬はラッキーです

 

  株の越冬管理

地植えしたまま越冬できるならそれもよし

 

ただ暖地以外は

寒さ対策など手間がかかりますね

 

無論

掘り上げる場合と地植え状態では

かかる手間も異なってきます

むしろ

掘り上げたほうが結構面倒かもしれません

 

抑々が冬を迎える前に

株別れした大株を掘り起こすのが大変

しっかり土中に根を張るため

大株一株掘り起こすのも男手ですら苦労します

 

いったん掘り上げた大株どう処理するか?

ふと思いつく処だと以下3通りの方法

・春まで大株のまま鉢上げして管理する

・株分けしてポット苗に仕立てる

・根を切り落として裸根で管理する

 

それぞれ利点もあれば難点もあるものです

 

掘り起こした時の根を始末しても

株がしっかりしていれば

株の基部を水に浸せば発根してきます

 

ただ、株分するか否かにかかわらず

水分を多く含んでいるため

蒸れればカビが発生し腐敗が進行します

寒ければ枯れます

 

 

上記写真は

ポット苗にして越冬管理した状態ですが

株分け苗を短く選定してから苗に仕立てました

 

室内暖房のおかげで

根が発達し始めてくると葉が伸びてきます

勿論

発根が進むに合わせて葉を伸ばすので

枯れた株では葉の生長は見込めません

 

株分けした場合

細い株は比較的枯れやすいので

太い株を選んで残すようにするほうがいいし

株分けをやたらと細分(単体)にしないで

数株単位で株分けするといいでしょうね