アスパラガス・・・・
食用部位は「若い茎」ですね。
若い茎が土中から突き出てくれば
硬く立茎する前の柔らかいうちに収穫します。
それを「お浸し」や「炒める」など手を加えれば
食感の柔らかさとサクサクとした噛み応えは
ほんと美味しいですよね。
一度植えてしまえば
生長に合わせた手入れをする程度で
最長15年以上収穫できるという息の長い野菜です。
育て方は
根株を手に入れたら春3月ごろ植え付け
活着すれば植えた年の翌年から収穫できます。
この辺が
タネを播くとか苗を植え付けるなどすれば
作付けした年内で収穫できる野菜と勝手が違い
ちょっともどかしさを感じますよね。
それを敢えて「タネから育てる」のですから
其れこそ根気が試される野菜と言えます。
実際の育て方は
Webや本で紹介されていますが
おそらく殆どの育て方の記載が
「肥料を加えて育てる方法」だと思います。
じつは
アスパラガスも例外なく
無肥料無農薬(自然農法)で育てることが可能ですよ。
何故?
それは「実際に育てているから」の一言に尽きますね
上の写真は
根株を植えてから5年ほど経過した株です
根株といっても購入した株でなく
以前の畑で5年育った株を掘り返し
現在管理している畑に移植しています
栽培年数を重ねていけば、此処まで太い茎が出てきます
写真は栽培7年の根株を植えて更に3年経過(雌穂)
では手入れはどうしているのか?
根株を植えるときの注意点
アスパラガスは
根株を植えて活着すればやがて立茎してきます。
暑さには強いのですが乾燥を嫌うため、
植えた株周りに適宜水遣りします。
さらに、
高く立茎してくると生い茂る葉の自重や風により
茎折れや倒伏してくるので柵を設えるなど対処します。
では実際どうしているかといえば?
よほど乾燥して手に負えなくならない限りは
水遣りは天候任せにしています。
柵を設けず開花した株だけ支柱を添えています。
雨が期待できなくてこれ以上限界となれば
しっかり水やりします
そのため、
株周りに生えてくる雑草を地際で刈り取り
根をきれいに取り除いたら
刈り取ったり取った雑草とか
栽培を終えた草花を刈り取り株周りに敷草します。
乾燥を嫌いますが
過度な水遣りは株が腐ります
特に根株を植え付けた直後というのは
まだ植えた土壌になじむ前なので
この段階で水やりしすぎて枯らすことが間々ありました。
(実際の経験)
乾燥を避けることは大事ですが
植えた耕土の土壌性質を把握して
水遣り量や頻度を按配するといいでしょうね。
アスパラガスをタネから育てる
自然農法という「環境に優しい栽培」で
アスパラガスをタネから育てるには・・・?
タネを播く播く時期は3月ごろ行いますが、
露地栽培で育苗するのであれば
苗床を確保して条まき(筋播)します。
播種して凡そ約1か月程度で発芽してきます
※写真はプランターに播いた状態
ある程度育ってきたら
生育良好な株を残し芳しくない株を間引くのですが
生育の弱いものは自然に枯れて淘汰されます。
発芽直後というのは根や茎が細いため
なるべく密植状態にちかいほうがいいですね
それと、
タネ自体が「嫌光性」の性質を持っているので
陽が射す状態では中々発芽してきません。
播いた部分は腐葉土を敷くかシートなどを使い
陽の光を遮っておくといいかもしれないですね
じつは
発芽株を間引してみようとしても
沢山育てたくてついつい欲張り
播いた間隔が狭くなっていました。
いざ発芽すると互いが絡む状態になっており
下手に間引くと他の株も痛める気がして
其のまま放置しました。
その後しばらく観察してみると
面白いほど生育が著しい株だけが残り
弱い株が枯れ始めました。・・・これぞ自然淘汰!
また
本来ならば適期3月にタネを播くのですが
発芽適温に至らなかったから
発芽に1か月かかったのかと思っていました。
処が
採種後の選別で除外したタネがもったいなくて
7月下旬ごろプランターに播くと
なんと1週間ほどで発芽していました。
この丸いプランターへ適当に蒔き散らし
水遣りをしてそのまま放置したのですが
発芽の確認後は乾燥に注意して水やりのみ
気が付けばここまで生長していました。
写真の状態で
タネを播き散らして1か月経過しています。
タネから育てる場合
播いた場所で仮植する状態にしておき
ある程度育ってから、本来植える場所に定植します。
今回は
プランターに播いてみたのですが
播種が3月で自然淘汰を経てから幼苗を掘り出し
5月に数株単位にしてポットで育苗
そのままポットで育苗しようか考えましたが
事も有ろうか8月の暑い時期に地植えしました。
台風などの関係で
その後の経過観察できていませんが
枯れずに活着してくれればと思っています。
少々無茶したかなと思いつつも
間引いたタネが
予想外に発芽生長してくれたので
こちらは現状のまま育苗して経過を観察します。
根株栽培は
土壌環境をよく把握して水やりするといいかも
過湿になると根株が根腐れにより台無しになります
その経験もあり
根株栽培から播種栽培に切り替えました。
明日
アスパラガスを植えた場所の確認に行ってくるので
経過報告できればいいかな
更新した記事のタイトルが変わっていれば
皆まで問わず状況を察してくださいませ。
ではでは・・・(;^ω^)





