大蒜栽培の要点

大蒜の栽培にはいくつかのポイントがあります

といっても・・・

私なりの解釈なので

参考になれば幸いです。

 

栽培のポイント(私見多分にあり)

 

 1.栽培地と産地に則した品種を選ぶ

タネの裏面を見ると

栽培カレンダーに「寒冷地」・「暖地」・「中間地」

という記載を見たことがあるかと思います。

 

これは大まかに

日本全体を見たとき気候状況に似た地域で区分しています。

寒冷地・・・一年を冷涼~寒冷に近い地域

中間地・・・寒い時期と暑い時期がほぼ平均している地域

暖 地・・・比較的温暖な気候が続く地域

 

一方、ニンニクの品種毎に主な生産地があります

当然ながら寒い地域で育った品種は寒い環境に順応

反対に暖かい地域で育った品種は暖かい地域に順応

 

これは植物が持っている環境適応性に依るものです

上手に育てるなら

栽培環境と産地環境が似た品種を選ぶと栽培が楽…のはず

 

栽培地と生産地の環境が大きく異なると

抑制栽培するとか諸々手間がかかるかも

 

では中間地であればどっちを選ぶといいのか?

おそらく暖地育ちの品種の方がいいかもね

これはあくまでも産地が限定されての話

 

寒冷地育ちの品種を中間地順応させたというなら

話は全く違ってくるけど

 

環境適応力って・・・遺伝子レベルの情報なら

その辺をいじらない限りは

単なる品種改良による適応なら

相応の年月がかかるでしょうね

 

 

 栽培土壌を清潔にする

「栽培土壌を清潔にする」

これは自然農法の栽培では基本中の基本です。

 

世間では○○菌、酵素、酵母などを加えて

菌の増殖による発酵を促す場合があるけど

良かれと思っていることにケチをつける気はないです。

 

ただ・・・土中には元来在住している菌類がいます。

何かの菌類を足すということは

本来なら存在していない類や

一定数を超える投下も考えらます。

 

菌というのは人為的に増減操作できないもので

たとえ善玉菌を故意に増やそうとしても

善玉・悪玉菌あいまって「菌の働き」なので

偏れば逆効果になるかもしれないですね。

 

菌にはどっちつかずの日和見菌が存在します

 

これが菌の活動環境に於いて

どちらでも傾く(加勢する)働きがあるため

菌の均衡と作用は

日和見菌の動き一つにかかっています。

 

となれば

栽培土壌はどうすればいいか?

余分なことはしないで常に綺麗(=均衡を保つ)

これに尽きるのだと思うのですよね

 

何かを投下して肥沃を加速させるよりは

自然の成り行きで肥沃化する方が

土にとっても野菜にとっても優しいといえるかも

 

 

 3.栽培土壌を考える

菌の活動に関連する栽培地の土壌・・・

その土質も視野に入れるのも重要かもしれません

 

耕作地だから

土質を気にしな良くても言いように思いますが

神経質にならなくいてもいいけれど

無頓着にしてはいけない部分かもね

 

通気性の良い耕作地は

排水性に優れている分乾燥が早い

 

排水性が弱い土壌は通気性が低く保水力が高い

 

菌が悪さするのは後者の土壌環境ですね。

 

その弱点を補うために

2で述べた事柄を考慮しつつ土壌を改善するといいかも

 

なぜ・・・?

 

昨年は大失敗の大蒜栽培

辛うじて代を継ぐことができましたが

栽培数が激減・・・・(新規圃場での話)

 

処が今年は

ほんの僅かな量でもでも大きな違いを見せました

この品種を栽培し続けて9年になりますが

ここまで大きいい鱗茎を収穫したことがないです

 

しかも

前年失敗した場所での180°反転の成果・・・

嬉しいですがそこで終わってはもったいない

 

此処で反省して・・・この違いは何だろう?

 

どこが違った・・・

それは時期でもないく世話の方法でもない

やっぱり土・・・ここに行き着きました。