たねの販売に際し

表示すべき必須項目の一つが発芽試験です。

そのほかにも色々な項目がありますが

どれ一つとして抜けた状態では販売できません。

 

だから、

必須項目全てが明記できれば個人でも販売できます。

 

ただし

販売する以上は商品なので

不良等の補償やクレーム対応が付随し

適切に処理できるかどうかで信用度が決まります。

 

どのような事態でも的確に対応できないのなら

販売しないほうがいいですね。

 

今年は、

採種保存量が多い品目から随時発芽試験を行い、

結果が判明した品目から

試験的に販売を始める予定です。

 

そのため販売必要数量が限定されるので

予定数量が無くなれば補充がないので完売となります。

 

手始めにカレンジュラというハーブタネから、

播種から約二週間~一ヶ月かけて経過を観察します。

 

温かい時期なら1週間もあれば発芽するのですが

寒い時期なので温度管理を工夫していても、

都合よく直ぐに結果が出る訳にならなないでしょうね。

 

此処ではカレンジュラについての詳細は割愛します

詳しくは… 

こちら ⇒ ハーブ事典(カレンジュラ) にアクセスしてください。

 

ハーブと言っても聞きなれない名前ですが

別名は「ポットマリーゴールド」と呼ばれていて、

和名であれば「キンセンカ」と言う名を持つハーブです。

 

注意してほしいのは

ハーブにあまり詳しくないと混同してしまうらしく、

園芸用の「キンセンカ」とは近縁種ですが

「マリーゴールド」と呼ぶ草花とは違う品種です。

 

我が家の菜園で咲いたカレンジュラ

 

可成り矮性に育ってしまいましたが

陽当たりが最適な環境であれば草丈が50cm以上に生長します。

 

移植を非常に嫌うため発芽した場所で育てるのが一番です。

 

処が

少々作付けに支障が出る場所で発芽したために、

やむを得ず慎重に根毎掘り起こしました。

間髪入れずハーブ専用のコーナに移植したのですが

移植した事とローズマリーの木陰になってしまい、

生育不良を起こしてしまったようです。

 

それでも花を咲かせてくれたので一安心しました。

 

カレンジュラの発芽試験ですが

発芽用に準備した苗土に一定数量のタネを播き

発芽するまでに間は、水分と温度を管理しながら

発芽する数をカウントします。

 

リミットを設定した期間を経過した時点で、

(発芽した数÷播種数)で算出し発芽率を決定します。

 

種子の保存状態がよくて衰退がなければ

90%以上の発芽率になるはずです。

 

当然ながら

種子が老衰していくと発芽率も低下します。

発芽を揃えて一定の生育状況を期待するなら

最低でも75%以上の発芽率があれば充分です。

 

それを下回る割合が出た場合は

発芽も揃わず生育不良の苗が多くなります。

これが野菜などのタネなら

収穫量そのものに影響が出てしまいます。

 

当然、

生育不良株から採種しても衰退するだけでしょうね。

 

個人規模なのに何故ここまでするのかと言えば、

自家採種の技術というか実績・成果を上げて

タネの品質を向上させたいからです。

 

単に種を取るだけなら簡単ですが

品質を一定に保つには相応の手間がかかります。

 

それで無くても在来種や固定種の作物は

品質がそろわないといわれています。

 

だからこそ無駄かもしれないと思っていても

すこしでも可能性があるのなら

タネの質を揃えていくという事だけでも

生育状況や収穫物・種子の品質が

徐々に揃ってくるかもしれない。

 

試験をしなくても

自家採種した段階でタネの選別を丁寧に行えば

品質が揃いつつあってもイレギュラーが発生し

とんでもなく大きな収穫を得ることもあれば

反対に

こんな状態か?…と落胆することもあります。

 

負け惜しみを言うわけじゃありませんが

その大きな変化が面白いですね。

 

全て品質が見事に整う状況は見栄えがいいけど

どれもが同じでは単調で面白さに欠けます。

 

極端な変化が出てくるから期待する…

そのわくわく感が

栽培を飽きさせない原動力になるのかもしれないですね。