前回は白菜につてのお話でしたが
今回はアブラナ科の中でもキャベツのお話です…
キャベツの系譜
今でこそキャベツは定番の食材で
サラダや付け合わせなどの生食から、
炒め物、煮物、焼き物など、
色々な調理法で楽しめる野菜であり、
消費量が多い食材の一つですよね。
しかしキャベツのルーツを辿れば一つの野菜に行きつきます。
それはケールです。
今でこそケールは一般によく知られている野菜で、
青汁と云えばケールを思い出すほど浸透していますよね。
ところが、ケールの栽培歴史は古く、
紀元前のヨーロッパでは既に栽培されていたようで
時代を経る毎に様々な品種が生まれました。

この系譜でも解るように
ケールを原種にして大きく花蕾系と結球型に分化して、
それぞれの品種が生まれました。
意外なことに観賞用園芸花卉の葉ボタンは、
ケールを原種に持つキャベツの仲間なんですよね。
キャベツを日本語に表記すると
「甘藍(かんらん)」という別名が付けられていますが、
これは
中国の玉菜=結球野菜という意味からきているようです。
キャベツが巻く仕組みは、白菜の時に述べたように
オーキシンの働きによるものです。
ではキャベツという名がついた由来は?
キャベツを英語で表記すると”cabbage”(キャベッジ)ですが、
抑々「頭」という意味の英単語です。
その語源となっているのが
ラテン語の”頭”という意味の「caput」という言葉があり、
また、フランス語には”頭でっかち”という意味の
「caboche」(カボッシュ)という言葉があります。
何れにしても
細い茎の割には大きな野菜だから
人の頭の如き比喩で呼ぶようになったのでしょうね。