オリヅルラン (Chlorophytum)【学 名 】 Chlorophytum comosum
【属 科】ユリ科
(分類法によってはリュウゼツラン科)
【和 名】 折鶴蘭(オリヅルラン)
【原産地】 南アフリカ
【特 徴】
葉は、細長く根元から生え、柔らかく色は緑色を呈して艶がありません。
白い筋のような斑入りの入る場所によって、品種と呼び方が変わり、葉の縁(ふち)が白い外班をソトフオリヅルランといい、葉の中央が白い中斑をナカフオリヅルランと呼ばれています。
株元から細長い茎(ランナー)を出し、その先に子株が発達して繁殖しますが、子株の状態が折り鶴がぶら下がっているように見える事から、オリヅルラン(折り鶴ラン)という名前が付けられ、日本では明治時代から栽培が始まりました。
同じ仲間でも、シャムオリヅルランという品種があり、よく似ていますが、其の品種はランナーを出しません。
【管 理】
栽培管理は、比較的容易で株分けなどによる繁殖も簡単ですが、生育が旺盛になると、株全体の姿勢が乱れます。
根が太く、土中の養分や水分を貯める事が出来るので、ある程度の乾燥にも耐えられますが、特に夏場では水切れによる乾燥や、直射日光の当たりすぎに注意します(葉が傷みやすくなり、葉焼けします。)
株の健康状態(栄養状態)は、班の色で判別する事が出来て、貧栄養状態では白に、富栄養になると黄色や黄緑色に変化します。